9月21日、総合人間科学部看護学科ナーシング コミットメント・セレモニーが、聖イグナチオ教会主聖堂で行われました。これは2年次の学生たちが看護職を目指すにあたり、上智の精神と看護の技術を表す「手」に、司祭から祝福を受けるものです。
ご家族や関係者が見守る中、学生たちがユニフォーム姿で入場しました。校歌斉唱のあと、看護学科長の草柳浩子教授が式辞で「卒業して現場で働くようになると、仕事の大変さ忙しさの中で、学生時代のみずみずしい感性が働かず、無関心になってしまうことがあります。でも、学生時代に経験したたくさんの「気づき」、そして、新しい「気づき」を重ねていく心構えを忘れないでください。皆さんには、人として深み豊かな、看護師になってほしいと願っています」と学生たちに語りかけました。
続いてホアン・アイダル神父と長町裕司神父から、学生一人一人に「手の祝福」が授けられました。後輩のために2人の4年次生が中央のキャンドルに点灯すると、そこから2年次生全員のキャンドルに灯りが受け渡されました。
佐久間勤理事長および曄道佳明学長からの祝辞のあと、2年次生代表の中原陽子さんが「看護は人によって行われる行為であり、手は、その象徴です。今、私たちの手はまだまだ未熟で、この手がどんな看護を提供できるのか、想像するのも難しい段階です。先生方や先輩方、共に学ぶ仲間たち、そして患者さんご本人から、教えてもらいながら、一つひとつの学びに丁寧に向かい合い、看護の専門性を深めていきたいと思います。」と謝辞を述べました。
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