インドの大学とオンラインでつながったら、知らない日本が見えてきた
上智大学では毎年多くの学生が日本を飛び出して世界各国に留学しています。言語、文化、生活習慣の違いを乗り越えた先に見えたものとは。留学した学生たちの声を集めました。
このプログラムでは、インドのSt.Teresa’s Collegeとオンラインでつながり、南インドのケララ州を中心に発展途上国が抱える課題について、政治、経済、人間開発、環境などのさまざまな視点から学びました。また、日本国内のインド関連施設などとも交流し、多文化社会であるインドについて歴史や宗教の観点から深く学ぶことができました。
私がプログラムを通して感じた事の一つとして、政治参加の重要性があります。ケララ州は発展途上国の一部にも関わらず、人間開発において先進国並みの発展を遂げており、これには市民による積極的な政治活動が大きな役割を果たしています。現代の日本と比較したときに自分たちの政治関心度の低さを痛感し、これはインドから学ぶべき姿勢だと感じました。また、多文化社会で生きるインド人は、お互いを尊重し合いながらも、物事に対する自分の考えを持っていてそれを明確に表現していました。これも多くの日本人に足りない能力だと感じています。
今回、インドについてさまざまな観点から学んだことで、インドに対する理解を深めるとともに日本についても考え直すことができました。世界を学ぶことは視野を広げる良い機会だと思います。これからも積極的に活動していきたいです。