現地のおおらかで気さくな人たちに何度も助けられたコロンビアでの半年間
上智大学では毎年多くの学生が日本を飛び出して世界各国に留学しています。言語、文化、生活習慣の違いを乗り越えた先に見えたものとは。留学した学生たちの声を集めました。
2年次の夏休みに上智―南山ラテンアメリカプログラム(LAP短期研修)でコロンビアを訪れ、南米独特の雰囲気やイスパニア語でイスパニア語を学ぶことの楽しさを実感し、3年次に一学期間コロンビアの首都ボゴタにある教皇庁立ハベリアナ大学に交換留学しました。
ハベリアナ大学では社会学を専攻しました。予習復習で多くのイスパニア語の文献を読み、レポートを執筆するのは非常に大変でした。しかし、コロンビア人の学生たちが積極的に意見を交換する環境に身を置くことができ、観光では味わうことができない貴重な経験となりました。
また、日本語を学んでいるコロンビア人学生たちとも仲良くなり、お互いの語学力を高め合いながらコロンビアと日本の抱える諸問題や文化等について深く考え議論することができました。日本を客観視することで多くの気づきがありました。
コロンビアは危険というイメージがあり、はじめは不安な部分も多くありましたが、現地の人々のおおらかで気さくな国民性に何度も助けられ、実りある留学生活になったと思います。
現在、ハベリアナ大学で知り合った友人が、交換留学生として上智大学で学んでいます。留学先でできた繋がりがこうして長く続くことは交換留学の醍醐味であると身をもって感じています。