オーストラリアの大学のオンライン講座で高める英語学習のモチベーション
上智大学では毎年多くの学生が日本を飛び出して世界各国に留学しています。言語、文化、生活習慣の違いを乗り越えた先に見えたものとは。留学した学生たちの声を集めました。
約4週間の語学講座を終えた今、この講座への参加は私にとってとても貴重な経験であったと共に、英語のスキルを含めて自分自身の成長に繋がったように感じています。大学生の春休みという長期休暇かつ新型コロナウイルスの流行に伴って自宅で過ごす日々が続くことが予想された中で、この期間を利用して取り組める活動がないかと考えていたところ、今回の講座が開催されることを知りました。私自身、自分の英語力には全く自信がなく、特にリスニングやスピーキングは苦手な分野であったため、この機会に少しでも英語を話すことに対しての恐れや抵抗感をなくすことを目標とした上で自分の英語力を磨きたいと考え、この講座への参加を決めました。
私が参加させて頂いた講座は、オーストラリアの南東部に位置するウーロンゴン大学(UOW)が主催の講座で、UOW在籍のたくさんの先生方が指導して下さり、オンラインでも私たちが楽しめるような内容を多数準備して下さいました。授業は基本的にzoomを通して行われましたが、Microsoft TeamsやUOWのオンラインミーティング用サイト、またそれ以外にも様々なウェブサイトやアプリも活用しました。クラス別の授業では、オーストラリアの伝統的な文化や歴史、キャリア形成などを学びつつ先生方への日本文化の共有や先生方が考えて下さったミニゲームでより英語を楽しむ機会、クラスのウェブサイトの作成、またプレゼンテーションの機会もありました。一方、参加者全員が集うミーティングでは、オーストラリアの動物園や植物園等のバーチャルツアーや、バーチャルキャンパスツアー、バーチャルクッキングレッスン、そしてUOWの学生へのインタビューやサーフライフセービングについて等の様々なプレゼンテーションなど、オンラインならではのコンテンツが多数用意されていました。
講座が開始されるまではオンラインでの開催に対するイメージが湧かず、正直不安に感じていた部分も多くありましたが、実際に参加してみるとバーチャルでのアクティビティを通して本当に現地で授業を受けているような感覚を味わうことができました。その上で、英語での会話が当たり前の空間で授業を受けられ、講座が終了する頃にはある程度のスキル向上を実感できたことから、有意義な時間を過ごせたと感じています。また、講座が終わった今でも上智大学の学生はもちろん、他大学の学生や担当の先生方とはSNSを通じて近況報告をし合っています。 オンライン語学講座は時間や場所に縛られることなく参加でき、また現地に行かずとも英語を身近に感じつつ楽しんで学べるイベントであると確信しています。オンラインであることを忘れさせるような内容であることから、少しでも英語をスキルアップさせ、自ら発言する力を身につけたいと考えている方々にとってはより良い機会であるように思います。