2022年度の冬季大会の開催についてご案内申し上げます。
冬季大会では研究発表に加え、シンポジウムを開催することといたしました。
今回も新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から会場を使用しての大会は行わず、全てzoomで開催いたします。参加をご希望の方は、上智大学国文学会ホームページ https://sophia-kokubun.jp/ からお申込みください。開催が近くなりましたら、zoom ID パスコードをお知らせします。
どうぞ奮ってご参加ください。
2022年12月 上智大学国文学会会長 服部 隆
【開催日時】 2023年1月21日(土) 午後1時30分 ~
[第一部 研究発表](午後1時40分~3時)
〇「社会の罪」を超えて―広津柳浪「雨」論
小山工業高等専門学校非常勤講師 石上 真理
〇『サントスの御作業の内抜書』「言葉の和らげ」とバレト写本に見る『日葡辞書』の記述について
上智大学基盤教育センター特任助教 中野 遙
休憩 20分間
[第二部 シンポジウム](午後3時20分~4時50分)
テーマ
「高等学校「国語」新学習指導要領への対応と課題」
司会 山本 章博(上智大学)
パネリスト 臼井 浩人(神奈川県立横浜翠嵐高等学校)
岩村 寧子(立教女学院中学校・高等学校)
古郡 明子(白百合学園中学高等学校)
趣旨
平成30年に告示された高等学校の新学習指導要領が、令和4年4月、第1学年より実施されている。国語科では、科目の構成が大幅に見直され、必修科目として 「現代の国語」「言語文化」、選択科目として「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探究」が設置された。特に「現代文」を「論理」「実用」と「文学」に区分する考え方について、日本文学関連の学会が「深い憂慮を覚えるもの」として声明を出すなど、大きな議論となっている。この今回の改訂を、高等学校の現場では、どのように受け止め、どのようにカリキュラムを編成したのか。また、今年度より実施されている第1学年において、実際にどのような変化があるのか。3名の現役の高等学校の先生方にご報告いただき、その後、参加者とディスカッションを行い、問題点、課題を見出していきたい。
上智大学国文学会 電話・FAX 03-3238-3637 jouchikokubungakkai@yahoo.co.jp