本学学生有志団体“みちのくrenaissance”が「活動報告会」を開催しました

“みちのくrenaissance”は「東北の魅力を五感で感じ、その魅力を周囲に発信する」ことを目的として2011年から活動している本学学生有志団体です。毎年、東日本大震災で甚大な被害を受けた地域を訪れるスタディーツアーを実施し、そこで得た知識と経験をもとに東北の魅力を発信しています。昨年度に引き続き、「上智大学復興支援活動助成金制度(企画応募型)」に採択され、今年度の活動テーマ「震災を風化させない」のもと計画された企画を実行してきました。
12月13日(日)に「オンライン活動報告会&特別講演会」(主催:上智大学グローバルコンサーン研究所)が開催され、今年度実施した様々な活動についての報告がありました。
新型コロナウィルスの影響により、活動は全てオンラインとなりましたが、実際に訪れる予定であった地域(久慈・宮古・釜石・大船渡)からゲストスピーカーをお迎えしてお話を伺う“バーチャルスタディーツアー”や、様々な分野の講師をお招きしたオンライン勉強会、他大学団体とのコラボイベントなど、オンラインの強みを生かした活動を通して、たくさんの人々と繋がり、交流の枠を広げてきたことが紹介されました。
同日開催された特別講演会では、東京から岩手県久慈市に移住し、現地のPR活動をされている藤織ジュンさん(合同会社プロダクション未知カンパニー代表)による講演が行われ、参加者は藤織さんの貴重なお話に熱心に耳を傾けていました。
“みちのくrenaissance”代表の佐藤詩音さん(総合グローバル学科3年)は、「コロナ禍の活動ということで、当初は戸惑いや不安もありましたが、オンラインならではの工夫を凝らした活動を行うことができました。各イベント開催にあたり、ご協力くださった全ての方々に感謝申し上げます。」と今年度の活動を振り返りました。
今年度実施したオンライン勉強会をまとめた冊子や活動報告書も現在作成中とのことで、その完成も楽しみですが、「来年度は今年オンライン上で出会った方々を訪問するスタディーツアーを開催したい!」と既に次の年度に向けての期待も高まっているようです。
今年かなわなかった企画へのリベンジとともに、その中で芽生えた新たな目標を胸に、来年も充実した活動を繰り広げてくれることを期待しています。

※今年度のみちのくrenaissanceの活動は、ボランチ通信Vol.37にも詳しく掲載しております。ぜひこちら(2.18 MB)からご覧ください。

活動報告会資料より
参加者で記念撮影

上智大学 Sophia University