福島県川内村・飯舘村に関する展示を2019年度ソフィア祭で行いました

総合人間科学部社会学科4年の5名の学生が、福島県主催「平成30年度大学生の力を活用した集落復興支援事業」への参加を通し、福島県川内村を2018年から複数回訪問しています。川内村でお世話になった方々の人柄や自然の美しさに惹かれ、ソフィア祭でぜひその魅力を発信したいとの思いから、夏に福島県飯舘村で中学生への学習支援などのボランティアをした学生たちとタッグを組み、ソフィア祭期間中に、「福島もりあげっ課」を開催しました。
写真の展示とともに休憩スペースも構え、福島県の郷土料理のひとつ、凍み餅とそば茶を来場者にご賞味いただきました。壁にはポストイットを張り付ける形で、この展示を見学した後の感想などを寄せていただきました。福島県ご出身の来場者の方から「とても優しい気持ちになった」など、あたたかいコメントをいただき、学外の方にも活動の成果を発信する事の大切さをかみしめました。

休憩室内を備えた展示室内の様子
学生作成の川内村紹介パンフレット 凍み餅とそば茶
来場者からのコメント

福島県川内村での活動の詳しい報告はこちらからご覧ください。

<2019年度福島県飯舘村との交流事業について>
今回で6回目となる飯舘村交流事業を8月4日~10日に参加者9名で実施しました。
今年も飯舘中学校の生徒の皆さんと、学習支援や部活動での交流を通じて親交を深めました。過年度も参加した学生との再会を喜んでくださる生徒さんや先生方もいらっしゃり、学生を温かく迎えてくださった飯舘村の皆様に感謝いたします。
今回は飯舘中学校の校舎と同じ敷地内にあるこども園や学童保育にもお邪魔させていただき、笑顔が素敵な児童の皆さんとも交流を深めることができました。
また、飯舘村のお母さん方が調理してくださった郷土料理を、築100年を超える古民家でいただく機会もあり、飯舘村のさらなる魅力を再発見することができました。
参加した学生たちにとっては、震災から8年以上経過した被災地の中学生が抱える様々な心の葛藤を感じつつ、「ボランティアとは何か」、「この活動を通して自分たちに何ができるのか」などを改めて考えるきっかけとなりました。

※飯舘村と上智大学の交流と支援に関する協定の締結について
東日本大震災の被災地である飯舘村で、上智大学学生が村民との交流やボランティア活動を通じて村の歴史や被災者の実情を学び、社会性・連帯性を養うとともに自主性・主体性を培うこと、また飯舘村の児童生徒が学生からの学習等の支援を受け、よりよい成長のための糧とすることを目的として、2014年度に協定を締結しました。


部活動(バドミントン)での交流の様子
学習支援の様子
古民家で郷土料理をふるまっていただきました

上智大学 Sophia University