2018年度春学期海外渡航時の安全管理講習を実施しました

春学期中、海外渡航時の安全管理講習がグローバル教育センターの主催で長期滞在者、短期滞在者、外務省の危険情報レベルが高めの地域への渡航予定者向けの3回(5/24,6/18,7/4)の実践的な講習が行われた。学生や教職員が、海外渡航において自身の身を守る方法と、トラブルに遭遇した場合の回避策を伝えることが目的。講師は警視庁OBで元JICA安全対策アドバイザーの益永久穂氏。

例えば、6月18日の「第2回安全管理講習こんな人が狙われる!夏の海外渡航」では、夏の海外での短期滞在予定者向けに図書館で実施。
講師からは、海外でトラブルに遭わないためには目立たないことが重要だが、「外国人」であるというだけで既に目立ってしまうことや、日本人は「金持ち」のイメージをもたれているとの認識が欠かせず、その上で、犯人からターゲットにされないよう、自分が犯人からどのように見られているかに留意して行動することが大切とのアドバイスがあった。
さらに、タクシーやバスのすり・ひったくり被害の具体例を挙げてその対応策を説明し、屋内犯罪予防は「施錠」の重要性を強調。各国の鍵の実物も展示された。また、路上強盗については実技を交えて「無抵抗」の重要性を解説。被害に遭遇しないためのバッグの持ち方や、レストラン外の路上で銃撃テロが発生した場合の避難方法等も実演し、参加者は自身が遭遇した場合の対応も考えながら熱心に聞き入っていた。

秋学期も11月以降に3~4回程度の実施していく予定のため、ぜひ学内での講習参加で、安全な海外渡航時の行動を考えるきっかけとしてほしい。

実技を交えて説明

上智大学 Sophia University