上智大学

ニュース 春学期の授業について ~全面オンライン授業への移行~

春学期の授業について ~全面オンライン授業への移行~

2020年 4月14日
上智大学長 曄道佳明

学生の皆さんへ

新型コロナウィルス感染症の拡大により緊急事態宣言の発出に至り、皆さんにとっても経験のない、緊張感のある日々を送っておられることと思います。上智大学生である皆さんが、大学生生活の中で生じた今般の事態に対し、自分なりの意味付けを行いながら、他者に寄り添い、他者に思いを馳せる機会となっているのではないかと推測します。

さて、上智大学は、伝統的に学生と直接向き合う教育に力を入れ、私大としては少人数の教育を維持しながらこれを実践してきました。今般の局面においても、授業開始を 5月25日に設定し、できるだけ対面型授業を実施することを模索してきました。しかしながら日々状況の変化は激しく、緊急事態宣言の効力が 5月 6日までにわたり、またこの期間に大学が東京都の休業要請の対象となるなど、事態の深刻化と対応の困難さは増す一方にあります。現段階で、5月中旬~下旬を目途に事態が大きく好転することは、極めて可能性が低いと言わざるを得ません。

本学としては、まず学生の皆さんの、また共に大学を構成する教職員の健康、安全を最優先事項として、時々刻々変化する状況に対応していかねばなりません。それは、ひいては皆さんのご家族、ご関係者の安全につながることでもあります。また国内の事態の鎮静化、さらに世界の混乱の終息に向けて、今こそ本学の教育精神である「他者のために、他者とともに」を実践し、社会的責任を果たさなくてはなりません。すでに大きな懸念材料となっている感染の第二波の発生を抑止するためにも、当面の間14,000人強の構成員がキャンパスに集まることが適切ではないことも、もはや自明と言えます。また、現在も海外におり帰国を果たせない学生諸君や、本学での学びの機会を楽しみにしていながら、来日を果たせていない留学生も多数います。

このような状況に鑑み、本学は 5月25日より、原則として全面的にオンライン授業を実施することを決定いたしました。キャンパスで直接皆さんと触れ合う教育機会が提供されないことは残念でなりません。しかし、この危機的状況を乗り切るために、皆さんのご理解を頂きたいと思います。この未曾有の事態に直面し、上智大学が上智大学らしくこの危機を乗り超えるべく、大学も準備を進めてまいります。皆さんも授業開始に備え、修学のための環境の整備をはじめ、準備を着々とお進めください。そして、この状況下にあっても、自分自身をいかに成長させることができるのか熟考していただきたいと思います。

今一度、学生の皆さんのご理解とご協力をお願い致します。
最後になりましたが、皆さんご自身とご家族のご健康を心より祈念いたします。


※授業の準備や進め方等について、詳細は追ってお知らせします。