産学協働の新しい社会人の学びの場「上智大学プロフェッショナル・スタディーズ」が2020年春に開講

変革の時代に社会が備えるべき「智」を再考し、磨きあげる新たな挑戦

上智大学は、2020年4月に、社会人を対象とした「上智大学プロフェッショナル・スタディーズ」を開講します。

「プロフェッショナル・スタディーズ」は、実業界と本学が一体となって産学協働の学びの場を創成する新しい試みです。アドバイザリーパートナーとなる企業会員を募り、国際通用性と創造性をテーマにした社会人の学びの場を創出します。各講座内容の企画にも関わるアドバイザリーパートナーに加え、一般企業会員、個人会員も募り、第一線で活躍するビジネスパーソンや、次代を担う若手のリーダー候補者が業種や職種を超えて集い、多角的な議論を展開することが大きな特長です。「変革の時代に社会が備えるべき智とは?」という難題に果敢に挑むために、実業界と本学が一体となって産学協働で学びの場を創生する、従来とは全く異なるかたちでの産学連携プロジェクトです。

本取組は、都心・四谷キャンパスの立地を生かし、多業種から多様な経歴を持つ社会人が集う場として、「教養講座」「スペシャリスト養成講座」「スペシャルトーク」という3本の軸で展開します。例えば教養講座は、「人間の本質と倫理、哲学」、「歴史、宗教に学ぶ世界の俯瞰」、「グローバルな視野とローカルな視点」、「良質な社会に向けた責任とアクション」、「科学から読み解く社会像」、「交渉のための論理と批判」にカテゴライズされ、初年度は年間で約30講座を展開します。

本学の教員、名誉教授を中心に各講座のコーディネーションを行い、学内外からの講師陣を配置。ビジネススキルの向上とは一線を画し、また学術的講義の提供でもない、新たな学びの場である「実践智の源泉」として、新しい社会、ビジネスの創造に向けたイノベーティブな着想を引き出す工夫を加え講座群の配置を行います。

創造性に溢れ、国際通用性を有する「智」を探求する
学長 曄道 佳明

上智大学は、「社会人の学びの場」について新たな挑戦を行います。グローバル化、デジタル化、データ化に代表される社会変革の現代は、個人も組織も、また社会も学び続ける時代と言い換えられるでしょう。こうした現代社会の背景を踏まえ、今、社会が養うべき「智」とは何か、その学びの機会はどのように提供されるべきか、という問題提起の下で、社会とともに、この答えを探求するプログラムを提供します。

社会のグローバル化は、国内外に関わらず、日本人が国際舞台で交渉し合意形成を得る試練を与えています。そこでは、ビジネスの専門的議論に加えて、国際通用性のある教養の発揮により信頼の獲得を目指すことも必須要件です。一方、具備すべき教養とは、引き出しにストックされる知識ではなく、イノベーティブな着想を引き出し、デザイン、構想に結び付く“創造性”を有するものでもあるべきです。

「プロフェッショナル・スタディーズ」は、このような変革の時代に社会が備えるべき「智」を再考するために、産業界との対話、議論を通して学びの場を創出する新しい社会人向け講座として開講します。大学の本質とは、多様な人が集い、議論を深める探求の場であることでしょう。創造性に溢れ、国際通用性を有する「智」を探求し、個人も組織も学び続ける時代に、社会にどのような学びのステージが提供されるべきか。上智大学はこの答えを社会とともに考えていきます。


詳細について

プログラム詳細、また会員企業の募集、個人会員の募集方法は、プロフェッショナル・スタディーズ公式サイト(9月開設予定)にて公開いたします。


プロフェッショナル・スタディーズに関するお問合せ先
【企業・一般の方】
プロフェッショナル・スタディーズ事務局(上智学院経営企画グループ内)
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【報道関係の方】
上智学院広報グループ 電話 03-3238-3179
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