文学部新聞学科の学生による2作品がドキュメンタリー映像祭で入賞しました

「地域」「地方」をキーワードに社会の有り方を問う「地方の時代映像祭2018」の市民・学生・自治体部門において、文学部新聞学科の水島宏明教授が指導するゼミで制作した2作品が入賞しました。入賞作品は応募作品75作品の中から10作品が選ばれましたが、同じゼミから2作品が選ばれたのは本学のみです。

入賞したのは、津田真由子さん(新聞学科3年)による「えんぴつを握って。」と、渥美佑里子さん(新聞学科3年)による「心と心をつなぐジャズ」の2作品です。

津田さんの「えんぴつを握って。」は東京・墨田区向島で長く続く自主夜間中学「えんぴつの会」の様子を取材し、戦中・戦後の混乱の中、「女性に勉強は不要」と言われて学ぶ機会を奪われていた81歳の女性が、今になって字の読み書きから学び直しをする姿を映像で記録しました。

また、渥美さんの「心と心をつなぐジャズ」は、障害を抱える19歳の姉と彼女を支える14歳の弟が、ジャズの演奏を通して音楽の楽しさを子どもたちに伝える活動の様子を温かい眼差しでみつめました。体調を崩しがちな姉のことを、注意深く気づかってサポートする弟の優しさを映像でしっかり捉えた作品です。

グランプリなど各賞の発表は、11月10日に関西大学で行われる表彰式にて発表される予定です。

「地方の時代映像祭」公式サイト

上智大学 Sophia University