デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社との協働によるアルペ国際学生寮での教育プログラムがスタート

利他的リーダーシップを育むプログラムに64人が参加

4月9日、上智大学アルペ国際学生寮において、デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社との協働による教育プログラムの第一回目が開催されました。このプログラムは、全ての寮生を対象に提供されるもので、複雑化・多様化する社会の中で、「自身のビジョンを明確に持ち、多様な他者とともに協働しながら、自分自身で未来を創る力(利他的リーダーシップ)」を育てることを目的に設計されたものです。初回となる今回は、留学生を含め64人が参加しました。

冒頭の挨拶で、栗原康行学生センター事務長が、プログラムの目的について紹介。「上智大学として育てたい人というのは、利他的リーダーシップを持つ人。皆さんは今後いろいろな道に行くとは思うが、共通する理念として他者のために行動するというところを忘れないでほしい。そのことを学ぶ場として、このプログラムを企画した」と期待を語りました。

プログラム本編では、講師であるデロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社の戸田裕昭氏による「これからを生きていくためには」をテーマとした講義と、自身の20年後の社会やビジョンを想定する「未来の自己紹介」ワークショップが行われました。これらは、教育プログラムが目的とする「利他的リーダーシップ」の基盤となる、現状把握・自己理解を進めるものです。

受講した寮生たちからは、「同じ寮生でも、自分のビジョンが明確な人もいて刺激になった」「意見がそれぞれ違うのが印象的だった。特に、20年後に何をやっているか、という点についていろいろ聞けたのが面白かった」「自分の将来の目標がぼんやりしているなということに気づくことができた」という声が聞かれました。英語対応が用意され、同じプログラムに参加した留学生からも、「一緒に参加できて嬉しかった。次回もとても楽しみにしている」と喜びの声がありました。

また、本プログラムでは2018年度春学期の授業科目「社会的価値創出のためのプロジェクト形成論」を受講した学生4人が、アシスタントとして参加。プログラムを一足先に経験した先輩として、そして寮生とともに学ぶ学生として、寮生間の交流やワークショップを盛り上げました。

戸田氏は、「寮は一生涯の仲間を創ることができる場所。一人ひとりが目的をもち、行動していくなかで、生涯助け合える仲間関係をここでつくってほしい。そのきっかけがこのプログラムとなれば本望です。そのようなプログラムになるよう、私たちも全力でサポートします」と抱負を語りました。

本プログラムは、月1回の講義と、講師と寮生との対話プログラムで展開します。寮生たちにどのような変化が起こるか注目です。

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