第79回ソフィア祭(学園祭)が、11月1日から4日にかけて開催されました。天候にも恵まれ、来場者数は延べ約40,000人を超えました。

ソフィア祭装飾
奮闘したソフィア祭実行委員会

今年のテーマは〝BUBBLE〟。テーマに込められた「学生一人ひとりが色とりどりの泡のように個性を輝かせ、自由に浮かびながらも、互いに集まることで美しく温かな景色を生み出したい」というソフィア祭実行委員会の想いのとおり、キャンパスは弾けるような笑顔と活気に満ち溢れていました。

1日の前夜祭は、7号館前の特設会場で行われ、応援団チアリーディング部EAGLESによる開幕宣言の後、上智ナンバー1の歌声を決める「歌うま王決定戦」や課外活動団体のダンス、ライブの他、学生がモデルとして出演するファッションショーなど、熱気溢れるパフォーマンスが繰り広げられました。前夜祭のクライマックスでは、若年層を中心に人気を集めるバンド「Conton Candy」が特別ライブを行い、ソフィア祭の開幕を華やかに彩りました。

Sophian’s Contestのファイナリスト5名

3日には本祭のメインイベントの一つである「Sophian’s Contest」が行われました。今年は「Sophian’s Contest」として、新たなコンセプトでスタートしてから5年目の節目。例年SNSやSDGsなど部門を設けて実施していましたが、今年は自分の興味関心をより自由に発信できるよう、テーマをあえて絞らずに対象者を広げて募集。約15名の応募から、ファイナリストが5人選出されました。

グランプリを受賞したクアラルンプール・とき子さん

コンテスト当日は、自身の魅力や活動内容をアピールし、競い合います。グランプリには、Sophian’s Contest史上初のドラァグクイーンで、「当たり前」や「普通」を問い直したクアラルンプール・とき子さん(総合グローバル学部4年)が選出されました。独学で磨いたビジュアルとパフォーマンスを通して、ドラァグクイーンの魅力を全身で表現する姿に、多くの票が集まりました。

優勝したコップンカーズの演奏

4日には例年好評企画となっている「Sophian’s Got Talent」が開催されました。「新たな未来のスターを発掘するオーディション」というコンセプトのもと、5組のファイナリストたちが各々の特技を披露。観覧エリアからは自然に手拍子や拍手などが起こり、登壇者と観客が一体となってステージを楽しむ様子が見られました。優勝は男女4人組バンド「コップンカーズ」。ギター・ベース・ドラムの息の合った演奏とボーカルの圧倒的な歌声が、会場を大いに盛り上げました。

その他、さまざまな団体による特設ステージでのパフォーマンスや高校生向けの模擬授業・入試相談・学科相談コーナー、模擬店など、多数の企画が行われました。閉祭式では、教室グランプリや模擬店グランプリの表彰なども行われ、盛況のうちに幕を閉じました。

ソフィア祭実行委員長の清水翔太さん(文学部ドイツ文学科3年)は「委員長として至らない点も多々ありましたが、委員会メンバーの支えのおかげで見られた景色は、今年度のテーマ『BUBBLE』を体現するものでした。多くの方々のご支援のもと、無事に全日程を終えることができたことに、改めて深く感謝申し上げたいです」と、ソフィア祭を振り返りました。

上智大学 Sophia University