2026年3月11日から13日の3日間、上智大学において国際学会「REVES 2026」が開催されました(共催:上智大学比較文化研究所 後援:公益財団法人東京観光財団)。REVES(Réseau Espérance de Vie en Santé: 健康寿命ネットワーク)は、健康寿命の研究を専門とする国際学会であり、毎年世界各地で学術会議を実施しています。今回の開催は、2024年度上智大学学術研究特別推進費「自由課題研究」(研究代表者:国際教養学部国際教養学科 皆川友香准教授)の成果として実現したものです。
会期中は、16か国から人口学・公衆衛生学・疫学分野の専門家約90名が参加し、活発な研究交流が行われました。プログラムは、基調講演、口頭発表セッション、ポスター発表などで構成され、健康寿命研究の理論的・実証的発展に資する多様な知見が共有されました。
初日の午後には、ジョージ・マイヤーズ記念講演が行われました。高齢化人口統計学を飛躍的に発展させ、REVESの創設メンバーの一人でもあったジョージ・マイヤーズ氏の名を冠する本講演は、健康と高齢化分野に多大な貢献をした著名な研究者によって行われる、REVESの中核的プログラムです。今回の講師を務めたのは千葉大学予防医学センターの近藤克則教授で、「健康寿命の決定要因としての社会参加」と題した講演では、社会的要因と健康の関係性に関する最新の知見が共有されました。
口頭発表のセッションでは、社会参加や社会的脆弱性と健康との関係、国や地域を越えた健康格差の分析など、健康寿命研究の最前線を網羅する多彩な構成で、理論・実証・方法論の各側面から活発な意見交換が展開されました。ポスター発表においても、健康格差や疾病構造、人口動態に関する幅広い研究成果が報告され、参加者間の交流が促進されました。
最終日にはキャンパス内の紀尾井亭において、株式会社伊藤園主催による茶道体験イベントが開催されました。会場には50人以上が参加し、茶筅や抹茶椀を手に取りながら、一人ひとりが実際に抹茶を点てました。会場はやがて抹茶のやさしい香りに包まれ、落ち着いた空間の中で日本文化に触れる時間となりました。参加者にとって、伝統文化を身近に感じる貴重な機会となりました。
本学は今後も国際的な学術交流の拠点として、健康や社会課題に関する学術的対話と協働を継続的に創出してまいります。
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健康寿命についての国際会議「REVES 2026」を開催しました