ダイバーシティ・サステナビリティ推進室は、90秒の映像作品を通して「サステナビリティとは何か」を自由に表現し、世界へ発信することを目的とした動画コンテスト「Sustainability Through Your Lens Short Film Contest」を開催しました。
今回の募集テーマは 「Sustainability Through Your Lens 〜私がとらえるサステナビリティ〜」。サステナビリティの捉え方は人それぞれ異なります。その多様な視点に触れ、言語の壁を越えてつながり合う場を創りたいという学生職員たちの思いから、本企画が実現しました。
募集は2025年7月から3か月間にわたり実施されました。作品には、字幕やナレーションなどの言語表現を一切用いないという独自のレギュレーションを設定。視覚表現のみで「サステナビリティ」を語る挑戦が求められました。
本学協定校にも広く参加を呼びかけた結果、世界21か国・31大学から約150本の作品が寄せられました。
2026年3月6日、四谷キャンパス6号館101教室にて表彰式を開催しました。本学教員、卒業生、海外提携校の教員などを審査員として迎え、当日は厳正な審査を経て選ばれた受賞者が紹介されました。4つの賞が設けられ、合計7名が受賞しました。
多様な文化や社会背景をもつ学生たちが、それぞれの感性でサステナビリティを映像化した作品群は、どれも審査員と来場者に大きな刺激と感動を与えました。
■最優秀賞-最も優れた作品に贈られる最高賞
・「Revitalization Obergasse」
バレリア・マリナ・クレインさん(リヒテンシュタイン大学)
■優秀賞-準グランプリにあたる賞
・「Reimagine!」
ハンズ・ガブリエル・コーディアルさん(フィリピン大学ディリマン校 カレイドバーストスタジオ)
■インスピレーション賞-新たな視点や気づきをもたらした作品に贈られる賞
・「Piece by Piece」
ジャジズ・ケジア・ソングリオさん(フィリピン大学ディリマン校 カレイドバーストスタジオ)
・「Sustainability through Generations」
ベゾノ・ネーサンさん(フランス・アンジェ大学)
・「Every Choice Matters」
矢田もかさん、戸兵碧子さん(上智大学 外国語学部)
■特別表彰-審査員からの強い推薦により特別に設けられた賞
・「STAR」
アンナ・トライフォノヴァさん(上智大学 国際教養学部)
当日会場に参加した受賞者には、学生総務担当副学長の横山恭子教授から直接賞状が贈られました。
最優秀賞を選ばれたバレリアさんは、「私の故郷にある静かな路地に活気とつながりを生み出すため、参加型のサステナブルなアプローチに挑戦しました。これを機に、サステナビリティは地域に根差すものだと再認識できました」と作品に込めた思いを語りました。
審査員からは、それぞれのサステナビリティに対する思いや、映像作品で伝える力、多様な文化背景から生まれた視点の豊かさなど、作品ごとに込められた熱意や創意工夫について高い評価が寄せられました。当日は審査員代表として、本学外国語学部英語学科長のウィリアムズ・ジョン先生と、サステナブルな生活を発信するモデル・クリエイターの未来リナ氏が登壇し、それぞれの立場から総評を述べました。
最後に、司会を務めた学生職員の八田瑞希シルバさん(理工学部物質生命理工学科グリーンサイエンスコース4年)は「本企画がサステナビリティを特別なものではなく、自分自身の立場や選択と結びつけて日常に向き合うものだと認識するきっかけとなったら嬉しいです」と締めくくりました。併せて、今後も多様性を尊重しながらサステナビリティに関する取り組みを推進していくことが推進室の方針であることを述べ、表彰式は盛況のうちに閉会しました。
本表彰式では、東京都が推進する社会課題解決に向けたスマートサービス実装事業「Be Smart Tokyo」の取組の一環として、VMFI株式会社が提供する多言語同時翻訳ソリューション「TranSpeech」を導入しました。日本語と英語の同時翻訳を行うことで、登壇者や参加者が言語の壁を感じることなく、一体となって参加できる環境としました。
本企画を主導した学生職員の相原侑汰さん(国際教養学部国際教養学科3年)は「上智大学発のコンテストとして、世界の学生が捉えるサステナビリティの多様な視点が集い、交わる場を創出することを目指しました。想いを形にし、届けてくださった皆様に心より感謝申し上げます。コンテスト応募条件であった『90秒程度』や『言語を使わず表現』は、作品を世界へ届けるための強みになっていると思います。より多くの方に各作品に込められた想いに触れていただき、サステナビリティについて自分なりに考え、一歩目を踏み出すきっかけになってほしいです」と振り返りました。