10月24日、「ウクライナ地雷対策会議(UMAC)2025」開催にあわせて来日したウクライナの人気歌手ジェリー・ヘイル(Jerry Heil)氏が、本学を訪問し、総合人間科学部教育学科の国際教育開発学ゼミ(小松太郎教授)の学生と交流しました。
ヘイル氏は、欧州最大級の音楽イベントであるユーロビジョンでのパフォーマンスなどで広く知られる一方、楽曲を通じてウクライナの現状を世界に発信しています。今年、ウクライナ政府より「人道的地雷除去大使」に任命され、今回の交流では、ウクライナ国土の3分の1が地雷除去を必要としている現状や、家族を守るために自ら志願して地雷除去活動に携わる多くの女性の存在、そしてウクライナで起きている事実を世界に伝える重要性について語りました。また、2日前に公開された新曲「Earth (Dradada) 」(YouTubeにリンクします)に込めた思いについても紹介しました。
交流の場では、本学学生がポーランドでの交換留学中にウクライナの子ども支援に携わった経験を共有し、ヘイル氏から感謝の言葉が述べられました。さらに、東日本大震災からの復興や原発事故の経験、若者の社会的役割など、ウクライナと日本に共通する話題について意見交換が行われました。
交流会の終了後も、ヘイル氏と学生はSNSアカウントを交換するなど、和やかな雰囲気の中で親交を深めました。