2月28日、コートジボワール投資促進センター(CEPICI)のソランジュ・アミシア長官が、ジェローム・クロー・ウェア駐日特命全権大使とともに本学を訪問し、コートジボワールへの投資などについて学生有志と意見交換を行いました。
冒頭、永井敦子学生総務担当副学長が「上智とコートジボワールは特別な関係を培ってきた。同国の大学と交換留学・学術交流協定を結んでおり、本学からのスタディツアーの対象国にもなっている。アフリカでの環境に配慮したビジネスに関心を寄せている若者も多い。本日のセミナーが、日本とコートジボワール両国の経済・文化交流にとってよい機会となるよう願っている」と歓迎の挨拶を述べました。

続いてアミシア長官がプレゼンテーションを実施。「コートジボワールは25歳以下の若者が人口の75%を占める大変若い国である。コロナ禍で落ち込んだ経済成長率も回復しつつあり、経済の強靭性を示している。国の目標として、2030年までに経済と社会のさまざまな環境を整備する計画を進めている」とデータを示しながら、コートジボワールの取り組みを詳しく紹介しました。また特色ある大学の建設を進めており、「皆さんも単なる学生交流だけでなく、現地の学生と共に課題解決に取り組むプロジェクトを行って欲しい」と話しました。

発表の後、山﨑瑛莉グローバル教育センター講師の司会で意見交換を行いました。セミナーに参加した高橋竜太さん(経済学部経営学科4年)、吉田芽依さん(外国語学部フランス語学科3年)および長澤里桜さん(総合グローバル学部総合グローバル学科1年)の3人は、それぞれの専門を紹介しながら英語とフランス語で長官に質問を投げかけ、懇談は和気あいあいとした雰囲気のうちに終了しました。
長澤さんは「今回のセミナーではコートジボワールの投資や経済を入り口にアフリカの開発や発展を考えることができ、アフリカにおける成長機会の基盤支援に関心がある私にとってとても有意義な時間となりました」と話しています。

