9月6日~15日に、実践型プログラム「ジュネーブ国際機関集中研修」を実施し、学部生24人がスイス・ジュネーブに本部を置く国連欧州本部や国連高等難民弁務官事務所など14の国際機関を訪問し、各機関の役割や機能を学びながら外交や軍縮問題など国際社会が直面する課題について理解を深めました。
このプログラムは、元国連広報官の植木安弘教授による指導のもと、国際機関や国際公務員への理解を深める人気の短期留学プログラムです。出発前に国内で事前講義を受講し、予備知識を習得したうえで現地の第一線で働く専門職員から人道支援、外交、気象、保健、労働、防災、知的財産など広範囲にわたって学びを深めていきます。
現地では、本学協定校であるThe Graduate Institute for International and Development Studies(GI)を訪問し、3+2プログラム(本学で3-3.5年間、GIで2年間学び、学士号と修士号の取得を目指すプログラム)でGIに留学中の本学学生と交流する時間が設けられました。今秋から留学を開始したばかりの2名の学生と夕食をともにし、留学に至った経緯や、留学を検討している参加者へのアドバイスを聞く機会となりました。
世界でも有数の国際都市ジュネーブで、最新の国際情勢に触れながら自身のキャリアについても思いを巡らせられる貴重な10日間となりました。植木教授は「国際社会の最前線でグローバルな課題と取り組む国際公務員から直接話を聞くことによって、そのような課題についての理解を深めながら身近なものとして捉え、将来のキャリア形成に役立てることができる」と本プログラムの意義について語っています。