理工学研究科理工学専攻 電気・電子工学領域 博士前期課程2年の杉浦 雛姫さんが情報処理学会モバイルコンピューティングと新社会システム研究会で奨励発表賞を受賞しました。
この賞は、情報処理学会モバイルコンピューティングと新社会システム研究会で発表された研究の中で、モバイルコンピューティング分野における技術の進展に寄与した研究を対象として表彰されます。
杉浦さんは今回の受賞に際して「このたびの受賞を大変光栄に思います。本研究では、BERTを用いて文化的活動や感動体験と身体的健康度の関連を明らかにしました。今後は、因果関係を検証する実験的研究や長期追跡、血圧や運動量など客観的健康指標の導入を通じ、より実践的な健康支援への応用を目指していきたいと考えています。」と語っています。
- 学会名:情報処理学会モバイルコンピューティングと新社会システム研究会
- 賞 名:奨励発表賞
- 論文タイトル:感動体験と身体的健康度の関連性分析 -高山市民への文化的活動と健康に関するアンケート調査結果からの考察-
- 受賞者:杉浦 雛姫
- 受賞日:2025年9月17日
- 指導教員:深澤佑介(大学院 応用データサイエンス学位プログラム 准教授)
- 関連サイト:情報処理学会ウェブサイト
研究目的
近年、超高齢社会の進展により、身体的健康を維持し生活の質を高めることが重要な課題となっています。本研究では、文化的活動や感動体験と身体的健康度との関連性をアンケートを通じて明らかにします。
研究内容
テーブルと自由記述が混在するアンケートデータをテキスト化しBERTで解析した結果、感動体験が身体的健康度に与える影響として「花」「空」「自然」に関する体験が高く関連することを明らかにしました。