海外勤務を切り拓いた、自分を信じ抜く想い。

小笠原 毬亜さん
法学部 国際関係法学科 4年(ゴールドマン・サックス 内定)

Q.上智大学 法学部に進学しようと思った理由は何ですか?

小学校から中学校まで中国語を第一言語とするインターナショナルスクールで学び、将来、中国語と英語を活かしたいと考えていたため、グローバルな環境の上智大学を選びました。法学部の中でも国際関係法学科を選択したのは、国と国をつなげる外交官の仕事がしたいという目標があったからです。

Q.学生時代のターニングポイントは何ですか? 

大きな分岐点は、2年次に参加した外務省のインターンシップでした。憧れていた外交の世界に飛び込み、いろいろな学びがありましたが、国の仕事というのはイメージと違ったんです。コミュニケーションや自由が好きな私にとって、フィットしないかもと。ずっと追いかけてきた目標が消えてしまってから、すぐに就活の方向性を決めることはできませんでした。そこで1年のギャップイヤーを設けたんです。気候のいいところで将来を考えようと向かったのはオーストラリア。かかる費用はすべて自分のお金でと決めていたので、現地で長期インターンを探し、給料をもらえるように企業と自ら交渉しました。今振り返ると、学生時代は挫折を経験しながらも、歩みを止めない自分らしさを再認識できました。オーストラリアでの日々はとても有意義でしたね。

Q.オーストラリアで印象に残っていることを教えてください。

長期インターン先で、日本産のお米のプロモーションイベントを、日本と中国の企業と協力して行いました。当初は日中の企業間に意見のすれ違いがあって調整が難航しました。そこで対面での会議を増やし、また両者の価値観を共有したところ、物事がスムーズに進むようになり、結果的に成功を収めることができたんです。この経験で感じたのは、お互いの思いや文化を理解し合うことの大切さでした。また、在豪日本人向けにM&Aの記事翻訳や執筆の仕事にも携わりました。企業がグローバル化して収益を上げていくための仲介や資金調達に関われる、外資系金融企業への憧れがその時に芽生え、新たな目標が定まったんです。

Q.就職活動はどのように進めましたか?

今までは点数が出る絶対評価で順調に進んできましたが、就職活動は相対評価。評価の基準が変わったことが大変でした。どこか漠然としていて、難しさを感じていた時期があったんです。でもふとした時、人と人が一緒に働くのだから、大切なのは人間性だと気づけました。面接では友達と接するようにリラックスし、ありのままの自分を受け入れてもらえるように、一方で自分も相手を知ろうという姿勢で臨んだところ、人間性が評価されるように。コミュニケーションを取る中、どうすればもっと会話がスムーズになってより深まるのか、相手のタイミングや話し方まで意識するようにしていました。

Q今後について教えてください。

就職先はゴールドマン・サックスで、選考の時にシンガポール勤務を選びました。もともと海外で働くことが夢だったので、1年目からシンガポールという選択肢があったのは幸運です。この先、法学部で得た法律や規制に関する基礎知識を活かし、金融規制などを理解する一助にしたいと思っています。大学で習得したものだけでなく、これから必要になるであろう新たな学びも楽しみです。“金融×法”というものを専門的に究め、いつかニューヨーク本社で働きたいですね。

Q.後輩の皆さんへメッセージをお願いします。

自分自身が一番の武器! 私はいろいろな人と関わったり、興味があるところに行ったりして、自らのことを知るようにしていました。これ合わないな、とやめてしまうこともありましたが、自身にフィットするものを見極めるプロセスだととらえてきました。アルバイトや恋愛、勉強などを通して、自分を知っていってください。それがより充実した人生につながるのかなと思っています。

※この記事の内容は、2025年10月時点のものです。

上智大学 Sophia University