心が魅かれたら挑戦する!その行動力が実を結ぶ。

森岡 俊太さん 理工学部物質生命理工学科4年(株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 内定)

留学、課外活動、サークル、ボランティア、インターンシップ。夢をかなえるため、そして自分を成長させるため。大学でさまざまなことに挑戦した学生たちが語る入学から現在までの変化と成長を紐解きます。

空手、勉強、コーヒー。何でも取り組めば道になる。

森岡 俊太さん 理工学部物質生命理工学科4年(株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 内定)

私は、何でも先頭に立って自分で決め、みんなを引っ張っていくのが得意だと思っていました。でも、大学で空手道部の主将となり、全体を動かす立場になると、自分一人の力ではどうにもならないことや、良かれと思ったことが「ちょっと違うかも」と言われるようなこともあったんです。今まで自分の人生で大きな失敗をしたことがなかったので、その自信が崩れそうになりましたね。でもそんな時は副主将や同学年のみんな、後輩たちが助けてくれたのです。さらにOBの方にアドバイスを求め、問題を何とか解決することもできました。それが空手道部の主将としての最も大きな経験です。

 それから、コーヒーがすごく好きで興味もあるので希少なコーヒー豆を取り扱うカフェでアルバイトしています。いつか、コーヒーに関わる仕事を何かの形でできたらいいな、と思っているんです。

 就職活動は、3年生の6~7月くらいから意識し始めました。理工学部物質生命理工学科は、どちらかというと生物や化学といった領域をメインで研究しているところです。

 ただ理工学部は1年生の時に、例えば基礎実験として情報、物理、化学、生物の4種類を体験できるなど、幅広く学ばせてくれる学部。その中で1年生の頃から一番興味を持てたのが「情報」だったわけです。

いつまでもチャレンジ精神を忘れずに。

就職はエヌ・ティ・ティ・データのSEに内定していますが、うちの学科からSEになる人は、あまりいません。SEと聞くとプログラミングをやって、システムを作ることがメインのように思われるでしょう? しかし例えばチームで1つのシステムを作っている時に、コードを書く人、それを管理する人、というようにいろんなポジションがあって、それをまとめてSE職と呼んだりすることもあるんです。私はその中でもPM(プロジェクトマネージャー)という、目標達成に向けて全体を管理する役割を目指したい。それはやっぱり空手道部の主将を経験したことが大きく影響しています。

 会社での仕事は、国や銀行などの大規模なシステムに関わることも数多くあると聞きました。そんな大きなシステムを扱うということは、それだけ使う人がたくさんいるということです。みんなが利用するので、みんなが心地良く使えるようなシステムを作りたいのです。

 元々IT企業への就職を考えていたのですが、人材、商社、コンサルなど、いろんなところに興味を持っていて、最終的にエヌ・ティ・ティ・データに決めました。理由はずばり“人”です。説明会に参加した時「この人たちと働けたらな」と感じられたのがエヌ・ティ・ティ・データだったんです。SEというと友人からは驚かれますが、目指すのはPM。理系出身という利点を活かし、その知識もできる限り役立てたいと思っています。

 大学に入ったらたくさんのチャンスや選択肢が急に与えられますよね。1年生をはじめとする後輩の皆さんに伝えたいのは「いろんなチャレンジをすることが大事」ということ。私の場合は空手、コーヒー、情報の勉強がそうでした。プログラミングに興味を持った時は、パソコンでプログラム作りに挑戦しました。そういう意識で過ごせば、充実の毎日になるんじゃないでしょうか。

 目標を持って挑戦した様々な経験が、将来に大きな実をつけるのだと信じています。

【9号館】
9号館に入る様々な研究室や実験室が、上智大学の横断的かつ専門的な学びを支えています。また地下1階には462名を収容できる『アクティブ・コモンズ』も。

※この記事の内容は、2022年10月時点のものです。

上智大学 Sophia University