上田 航さん 法学部 国際関係法学科 4年(デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社(DTVS)内定) 竹野谷 慶さん 法学部 地球環境法学科 3年
1年休学し、海外インターンを経て就職先を決めた上田さんと、自分の未来に向き合っている最中の竹野谷さん。海外で得た学びから就職活動まで、学生生活のリアルを語ってもらいました。きっと、明日からのヒントになるはずです。
竹野谷:僕は大学で体育会の卓球部と海外一人旅に力を入れてきましたが、上田さんはどうですか?
上田:高校までサッカーしてたけど、大学ではブラブラしてて。このままだとまずいと思って、休学を先に決めたんだよね。そのきっかけが、2年次10月に一人で行ったアメリカ旅行。ロシア人高校生と出会って、国の情勢や戦争で友達と離れ離れになった話を聞いた時に、日本のパスポートの価値に気づいて。遊んじゃいそうな留学ではなく、海外でインターンすることに。竹野谷君はどうして一人旅に?
竹野谷:高校までは敷かれたレールの上を走ってきて、自分で意思決定しなかったせいか勉強に身が入らず1年無駄にしたんです。その時初めて、主体性を持って人生をコントロールする大切さに気づきました。大学では、自分で人生を切り拓くために一人旅にこだわり、20カ国以上行きましたね。
上田:すごい!海外で得るものはあった?
竹野谷:同世代と交流したくて必ずホステルに泊っていますが、世界の学生たちは自分の将来や国のことなど、いろんなことを考えていて日本との差を感じます。
上田:海外は1年次からインターンする人もいるし、必死で勉強することが当たり前だもんね。
竹野谷:自分で直接同世代の声を聞いたから、よりリアルでした。海外インターンはどうでしたか?
上田:海外の日本食レストランの事業再生を行うシンガポールの投資会社で、半年ほど働いたよ。シンガポールの飲食店はマレーシア人が多く、お互いに英語が第一言語じゃないからコミュニケーションを取るのが本当に大変で。信頼されるために毎日お店に行って掃除を手伝ったり、自ら看板作ったり。泥臭いことも無茶ぶりもあったけど、忙しい時に「楽しい」と話す上司はすごいと思ったし、尊敬できたな。
竹野谷:一人旅の経験から、日本の優れた技術を世界に発信したい想いや、外資への興味もありますが、就活ではまだフラットに見ている最中です。
上田:日本のいいものを海外に届けたい想いは僕も同じ。就活は人生で初めて戻れない意思決定をするタイミングだから悩むし、怖い。だからこそ、ちゃんとやる意義があると思うよ。
竹野谷:確かに大学までの意思決定とは違って、人生が大きく分岐する印象があります。就活はどうでしたか?
上田:インターンシップでプロたちの仕事の裏側を知れたのは面白かったよ。大変だったのは、不確実性が大きすぎること。決まったルールがなく、情報戦なんだよね。できれば自分よりレベルの高い5、6人で一緒に取り組むのがおすすめ。それから、数字で結果が出る受験と違って、生き方が如実に出るのが就活だと思っているよ。
竹野谷:インターンでつながった人たちとは情報交換していますが、持っている情報がそれぞれ違うから、みんなでやった方がメリットは大きいと改めて思いました。
上田:上智だけでなく他大学の人とも協力関係を築けるように、自分の質を上げていくといいよ。就活中の人脈は、社会人になった時のアドバンテージになると思うから。どんなことを重視して就活してるの?
竹野谷:ひとつは成長環境です。今、卓球部でキャプテンを任されていますが、これまで以上に当事者意識を持つようになり、すごく成長できたんです。だからこそ裁量権や扱う案件の大きさを意識していますね。もうひとつは、人。仕事への向き合い方が尊敬できて、一緒に飲みに行きたくなる魅力的な人と働きたいです。
上田:僕は熱量高く、仕事が面白くて楽しくて仕方がないと思っている人たちと働きたかったんだよね。案件の大きさというのも共感できる。せっかくなら大きな仕事がしたいし、自分に期待してくれて、挑戦させてくれる会社が良いと思ってたんだ。
竹野谷:卓球部の経験から主体性を持って取り組めると、仕事もやりがいや楽しさにつながっていくと思っています。就職先の決め手は何だったんですか?
上田:一番は全員が楽しそうに仕事をしていたこと。それからDTVSは2030年にアジアNo.1のイノベーションファームになると宣言していて、やりたいと言えば応えてくれる感覚があったのも決め手かな。 個人的には大企業を大きくするより、もうひとつの大企業を自分でつくる方が面白いと思ったんだよね。
竹野谷:僕は今、グローバルに活躍できる企業を見ていますが、成長環境で考えるとどんな業界も可能性がある、とやりたいことが具現化できず、各企業の解像度が上がらない中で選択肢を変に広めて難しくしています。
上田:みんな、全部を網羅しようとして全然関係ないところを押さえようとするんだよね。自分にとって大事なことを見つけられれば意思決定がブレないと思う。
竹野谷:自分にとっての守るべきポイント……、それがなかなか決まらないんです。
上田:外資では英語を使わない企業もあるし、反対に日系企業で海外駐在の可能性があるかもしれない。グローバルに働きたいなら、自分にとってのグローバルとは何かを突き詰めると、行きたい企業に近づくんじゃないかな。今はいろんな就活塾があるけど、煽られてほしくないから、外資系の就活サポート団体を立ち上げて就活の「事実」を話すようにしてるよ。
竹野谷:勉強になります。事実とは例えばどんなことですか?
上田:就活は2年次から始める人もいるくらい早期化していること、受ける企業によって必要な情報が変わることなど、知っていた方が良い事実かな。知らない人同士の方が就活についてフランクに話せるインサイトがあったから、懇親会も開催したよ。
竹野谷:お話を聞いて、就活は正解がありませんが、努力を惜しまず行動しようと思いました。結果は分かりませんが、納得できるところまでやり切りたいです。同時に部活人生もラストイヤーなので、悔いなく終わりたいと思っています。
上田:僕はまず、他大学も含めた仲間と取り組む“伝統工芸品を世界に広めるプロジェクト”を通して、後輩たちに人生が変わるようなきっかけを与える大人でありたいかな。DTVSでは大企業の新規事業立ち上げ支援や、世界で戦うエッジの利いたスタートアップ企業のサポートにも携ってみたいと思ってるよ。
※この記事の内容は、2025年10月時点のものです。
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