東西文化交流を念願とする建学の精神が活動の原点

アジア文化研究所は、キリスト教ヒューマニズムを基礎とし、東西文化交流を念願とする上智大学の建学の精神に鑑み、東南アジア・南アジア・中東の地域研究を推進する研究機関として1982年4月に設立されました。また、2014年度よりサブ・サハラのアフリカが、2019年度より東アジアが対象地域に加えられました。研究所の運営・決定機関は、研究所正所員からなる所員会議です。その活動は、アジア・中東・アフリカの諸地域における社会文化現象を、従来の学問領域や現在の国境にとらわれることなく、総合的に調査研究することを目的としています。とりわけ、対象諸地域の伝統文化・歴史・宗教・生活様式の調査研究を行い、その理解の上に現代の社会文化現象や政治経済の諸問題を把握することによって、多様な分野と時代にまたがり、グローバルな認識をも備えた地域研究を構築し、国際社会の相互理解に貢献することを目指しています。

主な活動内容

アジア・中東・アフリカの地域研究を、以下の4つの研究テーマを中心として進め、その成果を上智大学における教育の場で役立てると共に、シンポジウム・講演会・研究会等を開催して広く社会に還元しています。

  • アジア・中東・アフリカのグローバル化の比較研究
  • 文化遺産の学際的研究
  • アジア・中東・アフリカの歴史的展開とナショナリズムの比較研究
  • 諸宗教の対話と平和構築の研究

上智大学 Sophia University