上智大学

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上智大学・あおぞら銀行:フィナンシャル・ジェロントロジーに関する共同研究の開始について

上智大学(学長:曄道佳明、東京都千代田区)と株式会社あおぞら銀行(代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO):馬場信輔、本店:東京都千代田区)は、フィナンシャル・ジェロントロジーに関する共同研究を開始することについて2019年7月10日付で合意しましたのでお知らせいたします。 

フィナンシャル・ジェロントロジーは、「金融老年学」とも訳され、長寿がもたらす経済的な課題や高齢者の資産運用などを研究対象とする新しい学術領域で、世界で最も高齢化が進展している国のひとつである日本における金融サービスのあり方を検討する際に欠かすことのできない分野となっています。

シニア層の個人顧客に対する資産運用コンサルティングに強みを持つあおぞら銀行の高齢社会に対する問題意識と、臨床心理学の立場から高齢者心理についてより高度な知見を追究している上智大学総合人間科学部心理学科の課題領域が重なることから共同研究を開始する合意に至ったものです。

共同研究の成果を実際の個人顧客向けビジネスへ応用することで、あおぞら銀行においては高齢者に対する「お客さま本位の業務運営」の追求を目指し個人顧客に対するサービス品質の向上が期待され、上智大学においては企業におけるシニア理解教育の内容と方法の効果を研究することで、シニア層が安全で幸せな生活を送るための研究の基盤としたいと考えています。

プレスリリース全文(PDF)
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共同研究の概要

■研究テーマ
フィナンシャル・ジェロントロジー分野の一環として、高齢者に対する効果的な金融サービスのあり方を研究する。

■研究内容
1. 基礎研究(介入内容の開発)
受講者が高齢化による心身機能の衰えを自ら体感することで、高齢者への効果的なサービス提供スキルを獲得できる研修プログラムを開発する。

2. 応用研究(介入内容の検証)
研修を受講した行員による実際の顧客へのサービス提供が、高齢顧客の心理、特に顧客満足度に与える効果を検証する。  

フィナンシャル・ジェロントロジーについて

フィナンシャル・ジェロントロジーとは、「老齢期および老齢化プロセスの研究」であるジェロントロジー(老年学)と金融が交わる分野を扱う学際的な学術領域で、医学・生物学・心理学・社会学など幅広いテーマが含まれる。
日本のような高齢社会において、長寿化の進展、資産の高齢化、資産寿命の延伸といった課題を克服するために、今後積極的に知見を蓄積し活用していく必要がある学術領域です。

本研究担当教員(上智大学)

氏名

職名・専門分野

松田 修

総合人間科学部心理学科 教授

専門分野:老年心理学、臨床心理学

新井 範子

経済学部経営学科 教授

専門分野:消費者行動分析、マーケティング

その他の「上智大学×あおぞら銀行・提携プロジェクト」について

あおぞら銀行は、2017年5月、本社を上智大学四谷キャンパスにあるソフィアタワー内に移転しました。あおぞら銀行と上智大学との提携プロジェクトにつきましては、本共同研究の他、共同研究「あおぞら上智シニア消費指数」および経済学部において連携講座を開講しています。

共同研究「あおぞら上智シニア消費指数」

高齢社会である日本において消費の中心を担うシニア層の物やサービスに対する消費動向・意欲を毎月調査し、指数化して発表しているものです。シニア層をターゲットとするあらゆる業界に対して、シニア市場動向の基礎資料となることを目的として、2017年2月より調査を開始しました。

連携講座「バンキング基礎演習」

あおぞら銀行グループの役職員が、豊富な実務経験と専門知識を基に、上智大学で金融論の実践的講義を行うものです。本講座を開設することにより、国際性豊かな教育で著名な上智大学の学生の金融リテラシー向上を支援します。また、あおぞら銀行では、上智大学生を対象とし、業務体験型インターンシッププログラムも実施しています。


報道関係のお問合せ先

あおぞら銀行 経営企画部 広報室 後藤 03-6752-1217
上智大学 総合人間科学部 松田
matsuda@sophia.ac.jp