11月16日、第9回上智大学全国高校生英語弁論大会「ジョン・ニッセル杯」を2号館17階国際会議場において開催しました。 今回の大会テーマは、“What YOU Can Do Today for Tomorrow “。 全国から集まった206人の応募者の中から、第一次審査を通過した20人の高校生が本選に挑みました。 今年度の司会は英語学科3年米野謙さん(2015年度大会優勝)、総合グローバル学科1年山口紗希さん(2018年度大会本選出場)。司会を含む学生ヘルパー9名が全員大会応募経験者という体制で初めて運営をサポートしました。回を重ねた大会ならではのアットホームな雰囲気の中、出場者は自分自身の実体験を基に力強いメッセージを送りました。
優勝者の小幡華也さん(啓新高等学校2年)は、自身が日本人の父とアメリカ人の母を親に持つ、いわゆる「ハーフ」で、日本社会の「ハーフ」に対する固定観念などについて語りました。日本社会が取り組めることとして、「教育者に対する多様性教育の推進」と、「二重国籍の容認」の2つを挙げ、日本社会がより多様性を受け入れることで、更なる競争力を獲得できるのではないかと提言しました。 2位の永坂綾菜さん(南山高等学校女子部2年)は、食品廃棄物の問題について語りました。フードバンクでのボランティアで、実際に食料品が廃棄される姿を目の当たりにした体験や、食品ロスを防ぐため、賞味期限が近付いた非常食の新たな調理法を実際に授業で提案し、採用された経験を紹介。食品廃棄物の問題に対しては、生産者だけでなく、消費者が実際に行動を移すことの重要性を指摘しました。
3位の山田麻心さん(ぐんま国際アカデミー高等部2年)は、世界中で起きている出来事に関心を持つことの重要性について語りました。自身がインドで目撃した貧富の差に衝撃を受け、現実に向き合うことの重要性を実感。それ以来、自身も普段SNSなどに費やす何気ない時間を、ニュースを読む時間に変えたように、わずかな時間でも世の中の出来事に注意を向けるだけで、大きな影響力を持ちうるのではないかと述べました。 今回は海外在住経験のない出場者が1位から3位の上位入賞を果たしました。審査委員長を務めた吉田研作言語教育研究センター長は、大会を終えた感想を「バックグラウンドに関わらず、実力が拮抗していた。今回は特にスピーチ後の質疑応答が全員見事で、テーマについて自分自身で深く掘り下げたことがよく分かるものだった。高校生とは思えない考えの深さと表現力があった」と語りました。 発表内容は、上智大学オープンコースウェアで公開中です。 上智大学オープンコースウェア
第9回ジョン・ニッセル杯入賞者
主催:上智大学言語教育研究センター、外国語学部英語学科 後援:文部科学省、上智大学ソフィア会、上智大学英語学科同窓会、株式会社アルク、カシオ計算機株式会社、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会、株式会社小学館、公益財団法人日本英語検定協会
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第9回上智大学全国高校生英語弁論大会「ジョン・ニッセル杯」を開催しました