上智大学戦没者追悼の会による戦没者追悼植樹式が行われました

佐久間勤理事長による司式。聖水が散布され、苗木を祝福しました

11月15日、上智大学戦没者追悼の会(卒業生有志)による戦没者追悼植樹式が、四谷キャンパス1号館横(北側)の植え込みにて行われました。上智大学戦没者追悼の会は2015年に発足し、同年6月14日には聖イグナチオ教会にて追悼ミサと偲ぶ会を開催しています。

植樹式は佐久間勤理事長による司式で行われ、はじめに「今日の植樹まで導いてくださった神様に感謝を捧げるとともに、それにこめられた人々の思い、さらには生命を大切にする心を持って平和な社会に貢献することができますよう、心を合わせて祈りたいと思います」と呼びかけました。

銘板には「生命を愛する 生命を大切にする それは平和です」というヨゼフ・ピタウ大司教の言葉が刻まれました

その後、祝別された水を撒いて苗木を祝福し、「あなたが創られた自然の摂理によって、この苗木が成長していくように、わたしたちにもまた必要な恵みをお与えください」と祝福の祈りが捧げられました。

式に続き、6号館のソフィアンズクラブにて茶話会が行われました。学徒動員当事者とそのご遺族が、勉強をしたくでもできなかった悔しさ、上智や先輩との思い出など当時の様子を語り合いました。

なお、このたび植樹された木はハイノキ(灰の木)で、4月~5月に白い小さな花が開花し、9月頃に実となります。上品さや可憐さが上智の校風に合うと同時に、戦没者への追悼の記念にふさわしいことからこの木が選ばれました。

上智大学 Sophia University