11月22日(土)、第15回上智大学全国高校生英語弁論大会「ジョン・ニッセル杯」を、6号館101教室にて開催しました。
今回のテーマは “The Future of Japanese Tradition”。 全国より応募した334人のうち第一次審査を通過した20人が本選に挑み、高いレベルのスピーチを披露しました。審査の結果、上位6人と特別賞「英検賞」および「TOEFL賞」各1人の計8人が表彰されました。
“Forget The Ashes”と題したスピーチで見事優勝に輝き、ジョン・ニッセル杯を獲得したのは井上智之さん(東海大学付属福岡高等学校 3年生)。グスタフ・マーラーの言葉“Tradition is not the worship of ashes, but the preservation of fire.”を引用しながら、地域の夏祭りで神輿を担いだ体験を語りました。炎天下、重みに耐え仲間と声を張り上げ担ぐ中、自分が生きた伝統の一部であることを実感したこと、「誰もやらないなら私がやる」と立ち上がった人がいて存続の危機にあった祭りが救われたこと、その瞬間を目の当たりにし、「伝統は自然に残るものではない。誰かが『私が担ぐ』と決意することで生き続ける」と気づいたことから、自分たちの伝統を未来へつなぐ覚悟と責任を力強く訴えました。
2位を獲得した武田彩愛さん(山梨県立甲府第一高等学校1年生)は、” The Last Witness Generation”と題し、スピーチの冒頭で「自分たちは日本の伝統を生きた形で目にする最後の世代だ」と語り、留学準備をきっかけに「暗記した知識ではなく、経験から日本を伝えたい」と考えたことを紹介しました。祖母に干し柿づくりを教わり、「一度手が覚えたら、また思い出せる」という言葉を体感したエピソードを披露。最後に、学校に「伝統体験の日」を設ける提案をし、伝統を継ぐ意味を強い思いで呼びかけました。
3位に入賞したのは、ルビア サマンサ フェイさん(品川エトワール女子高等学校2年生)。” Not a Relic, But a Legacy” と題し、「伝統は遺物ではなく、遺産だ」というメッセージから話を始め、能や茶道、祭りなど日本文化の象徴を挙げながら「伝統は過去に閉じ込めるものではなく、私たちの手で生き続けるものだ」と語りました。後継者不足や無関心への危機感を示しつつ、若者による再解釈やデジタル活用の事例を紹介し、「保存ではなく参加こそが文化を生かす」と呼びかけ。結びに「伝統は博物館に閉じ込めるものではない。人の手で、私たちの選択で生き続けるものだ」と強調しました。
本選の出場者は下記のとおりです。
厳正な審査の結果、下記の方々が入賞されました。
第15回ジョン・ニッセル杯入賞者
1₋6位入賞者が本学に入学した場合、入賞順位に応じて「上智大学ジョン・ニッセル杯奨学金」が授与されます。
本選出場者のスピーチは、上智大学オープンコースウェアで公開中です。
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第15回上智大学全国高校生英語弁論大会「ジョン・ニッセル杯」を開催しました