10月23日に行われたプロ野球ドラフト会議で、本学硬式野球部の正木 悠馬選手(経済学部経営学科4年・投手)が、埼玉西武ライオンズから育成6位指名を受けました。
スポーツ推薦制度を持たない本学において、在学生がドラフト会議で指名を受けるのは、上智大学の歴史の中でも初めてのことです。翌24日には四谷キャンパスで記者会見に臨み、指名を受けての心境や今後への意気込みを語りました。
正木選手は、アメリカ・ワシントン州レドモンド高校の出身。高校時代は主に野手としてプレーし、本学入学後に投手へ転向しました。
専門のコーチや指導者がいない環境の中でも、トレーニングや投球フォームを独学で磨き、入学当初は最速140キロだった球速を、現在では153キロまで伸ばしました。キレのある直球を武器に、着実に経験を積み重ねてきました。
正木 悠馬選手コメント
「今回指名していただき、本当にうれしく思います。4年間ともに頑張ってきたチームメートが喜んでくれたことも心からありがたく、うれしい気持ちになりました。まだまだ実力は足りておらず、プロ野球選手としてはスタートラインにも立てていないと自覚しています。1日でも早く支配下登録選手になれるよう、そしていつの日か“勝つためにはこのピッチャーを使いたい”と思ってもらえる投手になることを目指し、努力を惜しまずに這い上がっていきたいです」
硬式野球部 藤田 正博 部長(理工学部 教授)コメント
「埼玉西武ライオンズからのドラフト指名おめでとうございます。強豪校と比べると、決して恵まれた環境とは言えませんでしたが、自分を律して努力を重ね、着実に成長してきた4年間だったと思います。その経験は、今後も必ず大きな力になるはずです。息の長いプロ野球選手として活躍してくれることを、心より願っています」
硬式野球部 吉田 裕 監督 コメント
「育成枠で指名をいただけたことに感謝しています。本人も強く希望していましたし、その想いが叶ったことをとてもうれしく思います。これから厳しい世界に飛び込むことになりますが、強い気持ちを持って成功を目指し、努力を重ねてほしいと思います。これからも応援しています」