韓国・西江大学との学術交流プログラムSOFEXを実施しました

上智大学では、共にカトリック・イエズス会を設立母体とする本学の協定校である韓国・西江大学と、2018年度より学術交流プログラムSOFEXを実施しています。プログラムは、西江大学と共同で秋学期に開講する全学共通科目「東アジアの諸問題とイエズス会教育」の中で実施され、両校担当教員によるオンライン授業に加えて、両校の受講生がキャンパスのある東京と韓国・ソウルを互いに訪問する形がとられてきました。本科目は、隣国理解を軸としながら「東アジアにおける国連のSDGsとイエズス会UAPs(Universal Apostolic Preference)研究」をテーマとしています。

プログラム修了証と一緒に

2024年度は9月20日から22日に本学学生が西江大学(韓国・ソウル)を訪問しました。西江大学と本学の受講生が互いに親睦を深めるレクリエーションに始まり、SDGsとUAPsをテーマに西江大学の教員による講義を受けた後、環境保護や工業開発、ライフスタイルなどグループごとに設定したテーマに沿ってソウル市内散策を実施しました。滞在最終日には市内散策で探求した成果をグループごとに発表しました。両校の学生は積極的な意見を交わしながら協働してグループ発表の準備を行い、これから約5カ月間にわたり継続するSOFEXへの一体感を高めることができました。

レクリエーションの様子
西江大学でのグループ発表の様子

その後、両校の受講生はオンラインでともに授業を受講し、引き続きグループごとのテーマに沿って学習を深めました。2025年1月10日から12日には西江大学の学生が本学(東京)を訪問し、これまでの集大成としてグループごとに成果発表会を行いました。9月の韓国訪問の際に、西江大学の受講生が日本語の聖歌を歌ってくださったことを受け、東京で西江大学の受講生をお迎えする際には本学学生がジブリの曲を韓国語で歌うなど、あたたかな文化交流の場面が多くみられました。

西江大学受講生による合唱
上智大学受講生による合唱

プログラムを終えた受講生からは、国境を超えた学びから新たな視点を得たこと、そして英語で対話する経験を重ねることで自身の成長を実感したとの声が聞かれました。

上智大学 Sophia University