4月11日、フランス南部の都市マルセイユのプロヴァンス高校の生徒約30名が本学を訪問し、外国語学部フランス語学科などの学生らと交流しました。プロヴァンス高校は本学と同じくイエズス会を設立母体とし、約2週間におよぶ日本への研修旅行のなかで本学を視察しました。
神澤信行社会連携担当副学長(理工学部生命物質理工学科教授)が歓迎の挨拶を述べた後、入学センター職員が英語で大学を紹介。参加者は、国際教養学部など英語で授業を行うプログラムのほか、海外から本学への留学制度などについても熱心に耳を傾けていました。


その後、文学部史学科、同フランス文学科、外国語学部フランス語学科の20名を超える在学生も参加し、日仏学生の混合グループで懇親を深めました。キャンパス散策では、フレッシュマンウィーク(新入生歓迎行事)でメインストリートが賑わいをみせるなか、課外活動団体から次々と勧誘の声を掛けられて戸惑う様子を見せつつも、ガイド役を務めた学生と和やかな雰囲気でキャンパスを見て回りました。

プロヴァンス高校の生徒は「在学生がとても親切で、温かみのある家族的な雰囲気を感じました。また、映画鑑賞やレーシングまで幅広く体験できるような課外活動はフランスでは珍しく、キャンパス内で食べられるランチの種類も豊富で驚きました」と話しました。
本学から参加した学生は「外国の文化や考え方に実際に触れられた貴重な機会でした。意思疎通が完璧にできた訳ではないですが、流行っているアニメの話をしたり、おすすめの食べ物や観光スポットを紹介し合ったり、自作のラップを聞かせてくれたことはとても印象的でした。お互いが相手の国に抱いているイメージもいい意味で塗り替えられたと思います」と振り返りました。
本企画をコーディネートした文学部史学科の坂野正則教授は「同じ世代で、SNSやスマホのツールを駆使しながら、言葉の壁を乗り越えて国際交流を実践している姿が印象的でした。教職員も含めて英語圏以外のイエズス会系学校との国際交流を本学で継続していくことは非常に重要であるし、貴重な機会を得られました」と意義を語りました。