理工学研究科理工学専攻応用化学領域 博士後期課程1年の廣津義史さんが第15回イオン液体討論会で優秀学生ポスター賞を受賞しました。
この賞は、イオン液体討論会において、自分自身の研究課題に対する討論を行い、専門家の投票により与えらえれます。研究の独創性と新規性が高く評価され、優れた発表に贈られる賞です。
廣津さんは今回の受賞に際して「このたび賞を受賞でき、大変光栄に思っております。本成果は決して自分ひとりの力ではなく、シミュレーションをご指導くださった木村美都稀さんと南部伸孝教授のご助力あってこそ得られたものです。お二人がご自身の時間を割いて丁寧に教えてくださったことに深く感謝するとともに、今後も良い成果で恩返ししていきたいと考えております。」と語っています。
- 学会名:第15回イオン液体討論会
- 賞 名:優秀学生ポスター賞
- タイトル:柔粘性イオン結晶を基盤としたLiイオン伝導体の溶媒和構造解析―PME-ONIOMモデルに基づく分子動力学による検討―
- 受賞者:廣津義史
- 受賞日:2025年11月14日
- 指導教員:藤田正博(理工学部物質生命理工学科 教授)
- 関連サイト:イオン液体研究会ウェブサイト
研究目的
シミュレーションにより、これまでの実験を再現することで、柔粘性イオン結晶中のLiイオン伝導メカニズムを解明することを目的とした。
研究内容
南部研究室で開発されたプログラムを用いて、PME-ONIOMモデルに基づく分子動力学法を行った。固体中でリチウムイオンの周囲に配位する分子数と、分子の動きを精密に解析しました。