理工学研究科 博士前期課程2年の中野 海輝さんが日本分析化学会で若手ポスター賞を受賞しました

中野 海輝さん

理工学研究科 理工学専攻化学領域 博士前期課程2年の中野 海輝さんが日本分析化学会 第85回分析化学討論会で若手ポスター賞を受賞しました。

この賞は、大学院生を中心とする若手ポスター発表者約140名の中から審査員による厳正な審査が行われ、上位10%に評価された発表に与えられる賞です。

中野さんは今回の受賞に際して「ポスター賞を頂けたことは大変光栄でしたが、同時に自分の勉強不足も痛感いたしました。同年代の同志たちから受けた刺激を糧に、また諸先生方から頂いた貴重なご意見を今後の研究に活かし、次回以降も評価していただけるよう、一層努力してまいります。改めまして、このような栄えある賞を頂けたことに、心より感謝申し上げます。」と語っています。

  • 学会名:日本分析化学会 第85回分析化学討論会
  • 賞 名:若手ポスター賞
  • 対象業績:カチオン性蛍光亜鉛錯体/ジピコリルアミン修飾シクロデキストリン包接複合体ナノゲルによる細菌識別
  • 受賞者:中野 海輝
  • 受賞日:2025年6月1日
  • 指導教員:橋本 剛(理工学部 物質生命理工学科)

研究目的

蛍光発光の色の違いにより細菌の種類(グラム陰性菌(大腸菌など)/グラム陽性菌(黄色ブドウ球菌など))の区別をできる水溶性高分子を開発する

研究内容

環状グルコースオリゴ糖であるシクロデキストリンをナノ粒子上にゲル化し、その中に蛍光物質をいれた材料を開発した。この水溶液を10種の細菌溶液とそれぞれ混合させたところ、グラム陽性菌とグラム陰性菌とでは蛍光発光の様子が異なる現象が観察された。

上智大学 Sophia University