言葉も通じないタイ少数民族の村の暮らしで感じたコミュニティのあたたかさ

松下彩香
外国語学部英語学科1年(留学時)

留学先:タイ北部
留学形態:実践型プログラム

上智大学では毎年多くの学生が日本を飛び出して世界各国に留学しています。言語、文化、生活習慣の違いを乗り越えた先に見えたものとは。留学した学生たちの声を集めました。

高校生の時から漠然とした興味が東南アジアにあり、受験の時から、このプログラムに関心がありました。長期の留学という選択もあったかもしれませんが、語学留学では行けないようなディープな地域に行き、少数民族の暮らしを味わえるところに魅力を感じ、この北部タイのプログラムを選びました。

タイに到着し、最初に訪れたのはバンコクなどタイの繁華街でした。高層ビルやショッピングモールが立ち並び、ギラギラとした街の風景は日本以上に勢いがあると感じました。しかし、少し大通りを外れるとスラム街がたくさんあり、初めて見たスラムの暮らし、臭いに衝撃を受け、貧富の差を目の当たりにし、貴重な経験ができました。

その後、自分が一番ワクワクしており、不安でもあった少数民族の人々との暮らしが始まりました。まずは、Xavier Learning Community (XLC)という教育機関で、少数民族出身の学生と一緒に、北部タイにおける教育、孤児、水などの問題を学びました。現地の人とたくさん触れ合いながら、お話を直接聞くことで、彼らが抱える問題の深刻さを感じ、また同い年のタイの学生が将来のこと、自分の村のことを真剣に考えて勉強に取り組む姿や英語のレベルの高さを知り、自分も大学での時間を無駄にしてはいけないと感じました。

XLCを去った後、アカ民族の村で一泊二日過ごしました。言葉も通じない中での暮らしは一番不安がありましたが、実際に暮してみて感じたのは、楽しさでした。村では人と人とのつながりが濃く感じられ、ゆったりとした、温かみのある時間を過ごせました。出発前の不安は良い意味で裏切られ、タイでの時間はとても幸せでした。

タイの人々はとても優しく、他者を思いやる気持ちで溢れていて、大切な仲間ができました。自分に合っている国を見つけられたのはとてもよい経験となり、タイだけでなく東南アジアへの興味も一層深まり、これからの勉強のテーマになりました。行き先が必ずしも自分に合うとは限らないけれど、このプログラムは異文化の中で自分を試すとても良い場だと思います。ぜひ、皆さんも挑戦してみてください。

上智大学 Sophia University