逆境をエネルギーに変えて、人の人生に彩りを生み出したい。

河野 竜征さん
文学部 英文学科 4年(株式会社オリエンタルランド 内定)

Q.上智大学 文学部に進学しようと思った理由は何ですか?

もともと英語が好きで、教師になる夢がありました。言語を通してコミュニケーションを取る楽しさを、たくさんの人に知ってもらいたかったんです。教師とは人生に豊かさを与えられる職業。英語教育に力を入れている上智大学で、英語の歴史や教育を専攻したいと思い、英文学科を選びました。充実のカリキュラムや国際的なキャンパスも魅力に感じましたね。

Q.学生生活で特に力を入れたことは何ですか?

教職課程と教育支援ですね。教職課程は授業だけでなく、膨大な課題や年単位で組まれるガイダンスがあり、多忙さから脱落する人も。そこで、仲間内でコミュニティーをつくり、課題やガイダンスのリマインドをし合いながら乗り越えてきました。上智の教育精神「他者のために、他者とともに」をみんなが体現していたんです。教授からの依頼で幹事の役割も担う中、仲間から求心力があると言われたこともありましたが、私にとってリーダーシップとは、一人ひとりが力を発揮できる環境づくりをすることだと考えています。イギリス短期留学では学生リーダーも務め、みんなが留学先で安心して過ごせるように従事しました。注力したもうひとつが教育支援です。“教育はインフラ”という考えに共感し、学生が運営するNPOに所属。また、自治体による、困窮世帯向けのキャリア教育および学習支援事業では、講師としてだけでなく、運営面にも携わっていたんです。当初20人程度だった生徒数は100人ほどに増え、大学進学率が向上するなどの成果も。誰かにとっての身近な理解者になるために、相手の立場に立ってサポートすることが自分のアイデンティティーになっていきました。

Q.直面した困難をどのように乗り越えてきましたか?

私は好奇心旺盛で、すぐ行動に移すタイプです。探究心や行動力ゆえに教職やNPO活動など、いろいろな活動に打ち込んできました。一方で、家庭環境の変化もあり、奨学金を利用しながら、生活費は自ら賄う必要があったんです。アルバイトは生活を支えつつ、自己成長を追求する場でした。多くの人に助けてもらった経験から、教育現場における学習や心のサポートに長く関わってきました。また、語学を磨くために、外国の方が多い衣料品店や家電量販店での仕事も。多忙な学生生活を乗り越えられたのは、寄り添ってくれる人、一緒に頑張ってくれる仲間がいたから。自分が始めたことは責任を持って最後までやり抜く、という思いも支えになりました。

Q.教師ではなく、オリエンタルランドを志望した理由を教えてください。

心に残る思い出を作ってもらうこと、そして人の人生に彩りを生み出すことを重視しました。幼少期からつらい経験があった私ですが、ここなら誰もが笑顔になれる空間をつくれると思ったんです。ゲスト体験価値の最大化を目指し、ハピネスを生み出し続けるというビジネスモデルにも魅力を感じました。私が携わってきた支援活動のように、新しい世代や社会への貢献にも積極的で、親和性が高いと感じたんです。10社以上のインターンシップに参加しましたが、社員の皆さんの温かさや傾聴力、相手のことを思って助け合う精神性に強く惹かれました。

Q.キャリアセンターをどのように活用しましたか?

「今のままでは落とされるよ」と指摘されたのは、初めて参加した模擬面接会で自分の経験や熱意を上手に伝えられなかった時でした。その後はキャリアセンターに通い詰め、悩みを聞いてもらったり、面接の指導をしてもらったり。常にアドバイスを受け入れ、素直に実行していくことを意識しました。志望企業の統合報告書の読み込みも、そのひとつ。企業に共感できる点は何か、自身が貢献できそうな部分は何かを深く考えるためです。この取り組みは、最終面接日まで一貫していました。今振り返ってみると、謙虚さや他者の痛みに寄り添える点こそが、自分の大切にしてきた姿勢だと気づき、等身大の自分を信じて就職活動を進めることができたと思います。

Q.後輩の皆さんへメッセージをお願いします。

一つめは、どんな環境でも必ずチャンスはあるので、自分が信じて挑戦したものは最後までやり抜いてほしいです。二つめは、心に素直に従うことです。私は進路に迷った時、人の人生に彩りを生み出すという根源的な目標に従い、道を選んできました。そして三つめは、人とのつながりに感謝して、謙虚さを大切にすることです。これまで自分一人でできたことは、ひとつもありません。誰かと一緒に成長することで、新しい自分に出会えたのだと思います。

※この記事の内容は、2025年10月時点のものです。

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