山本 雪乃さん 経済学部 経営学科 2024年9月卒業 (株式会社野村総合研究所(NRI) 内定)
留学、課外活動、サークル、ボランティア、インターンシップ。夢をかなえるため、そして自分を成長させるため。大学でさまざまなことに挑戦した学生たちが語る入学から現在までの変化と成長を紐解きます。
高校時代は北海道で過ごし、クラスメイトは10人ほどでしたから、自分の考えを発表したり、企画立案から実行まで進めたりする機会が数多くありました。具体的には学園祭でのフェアトレード商品の販売、学校に献血バスを呼ぶキャンペーンなど……。いろいろな活動が楽しくてマーケティングに興味を持つようになり、経済学部を選ぶことにしました。憧れの先輩が上智にいるというのも大きかったですね。
転機は東京で行われた世界的なスポーツの祭典です。アルバイトで開会式に関わることになっていましたが、無観客となり予定が消えてしまった日、その模様をテレビで見ていました。様々な国旗や選手の姿に感動し、海外に行って多くの人と交流したいという思いが湧いてきました。行き先をイタリアにしたのは、第二外国語でイタリア語を学んでいたからです。留学の申請締切が迫る中、希望大学の要件を満たすために取り組んでいた英語の勉強が大変だったことを覚えています。
ミラノへの留学は、3年次の秋学期から約1年間です。大学では経営とミラノの特色を掛け合わせたような、ファッション関連の授業を意識的に選択しました。留学中は、イタリア語が実際に通じた喜びや、世界史で学んだ絵画を目の当たりにする感動など、点と点、知識と体験がつながる経験をしました。それと同時に、将来つながるかもしれない、たくさんのタネをまくことができたと感じています。
20か国を巡ったバックパッカーの経験です。キラキラの宮廷文化に憧れていましたが、実際は古城などにテンションが上がる自分がいたのは新しい発見でしたね。また、後の会社選びにもつながりますが、カード1枚で様々な国の交通機関が使える共通のシステムに触れ、社会がより便利になるヒントを得ました。将来、物づくりに携わりたいと考えていた中でITという手段があると気づけたのは、その時の経験があったからです。
留学から帰国したのは4年次の8月です。もともと卒業を遅らせて就活をしようと決めており、業界こそ定めていませんでしたが、物づくりがしたいと考えていました。就活にあたり、キャリアセンターにはとてもお世話になりました。ガクチカや志望理由を整えて臨んだ最初の面談で、強みをコミュニケーション力としていましたが、ネタから分かる強みは主体性だとご指摘をいただきました。その後、伝え方を変えてみたところとてもしっくりきたので、アドバイザーの方から客観的な意見をもらえて本当に良かったと思っています。
大きなきっかけは同級生からの紹介です。IT企業のイメージですが文系出身者も活躍できると知り、インターンシップに参加しました。5日間の中、金融部門で電子マネーのシステムに関する会議に出席したり、不正利用防止策のアイデアを出したりと、実践的な経験を積みました。社員の方々の丁寧なアドバイスや他者を尊重する社風に惹かれ、ここで働きたいと強く思いました。入社後は、コンサルタントとエンジニアの視点を持ち、自分で考えたことを形にできる仕事に携わる予定です。
帰国後、「留学していたなら就活は余裕だね」と言われることが多くありました。しかし、留学はあくまでひとつの経験に過ぎません。重要なのは、留学を通じて自分が何をどのように考え、感じたのかという点です。その中で就活につながるのは、新たに得た視点や価値観だと思います。留学や学生生活での様々な経験を、未来につなげていってください。
留学中に触れた美食と芸術
イタリアのアペリティーボは、食前酒を楽しむ文化で、ミラノのナヴィリオ地区では地元民や観光客で賑わっています。留学中、友人と学校帰りやスカラ座観劇前にアペリティーボを楽しみ、日本にもこうした文化が広がればと感じました。また、スカラ座では手頃な価格で一流のオペラやバレエを鑑賞でき、文化的な趣味が広がったことは貴重な体験でした。
※この記事の内容は、2024年10月時点のものです。
HOME
記事一覧
Features
Sophia Styleオンライン
留学での気づきを糧に、より便利で豊かな社会を創造する。