ボランティア活動

上智大学が教育の精神として掲げる「他者のために、他者とともに~For Others, With Others~」に通ずるボランティア活動。人や地域を巻き込む活動は、自分自身の成長や学問の研鑽につながるでしょう。

ボランティア・ビューロー

上智大学ボランティア・ビューローでは、教育理念に繋がる人間教育の一環として、学生のボランティア活動のサポートをしています。上智大学には、国内外で活動を展開するボランティア系の課外活動団体や、個人的に活動をしている学生・教職員が多くいます。また、大学が位置する千代田区の地域のみなさんとも協力関係があります。キャンパス周辺での活動から、日本各地で発生している自然災害への復興支援活動まで、幅広い情報の提供や活動記録の発信などを行っています。

1981年 上智社会福祉専門学校内に開設
1983年 学生部(現・学生センター)内に移設
手話・点字のボランティア養成講座をスタート
1988年 障がいのある学生への支援を開始
朗読ボランティア養成講座を開講
2007年 千代田区帰宅困難者訓練に参加
2008年 チャリティー・ベンダーによる寄付を開始
2011年 東日本大震災復興支援ボランティア開始
2014年 福島県飯舘村支援ボランティア(学習支援・部活動支援)開始
日本赤十字社・海外たすけあい募金実施
2017年 宮城県南三陸町での震災学習や環境への取組みを学習するプログラムを開始
2021年 使用済みコンタクトケース回収ボックスの設置を学内2ヶ所およびあおぞら銀行本店(ソフィアタワー内)にもご協力いただきスタート

偶然に見つけると、幸運が訪れるとされている「四つ葉のクローバー」ですが、実はほんの少しの勇気をもって、学生一人ひとりが他者のために、自発的に動くことで幸運を見つけることができ、他者へも幸運を届けることができるのでは、と願いをこめています。
みなさんがほんの少し勇気を携えて、この伝説のクローバーに出会ったとき、人々との縁がつながり、その縁によってより多くの人々を助けることになるでしょう。

ボランティア・ビューローの活動

ボランティア・ビューローでは、災害復興支援ボランティアを行う学生の経済的負担を軽減するために、企画への助成や交通費の援助を行っています。「何かしたい」という気持ちがあれば、取り組める環境が整っています。在学生向けの詳しい情報はWeb Pilotiをご確認ください。

宮城県南三陸町との取り組み

南三陸町観光協会様ご協力のもと、学生有志団体「南三陸プロジェクト」チーム(毎年春頃募集)が、学生による学生のためのプログラムを開催しています。東日本大震災当時の様子や現在の復興状況を知り、震災の教訓や防災について学び、現地でのさまざまな体験を通してさらに学びを深めています。

1:漁業体験・民泊体験をする1泊2日のプログラム

2017年度にスタートした、宮城県南三陸町で漁業体験・民泊体験をする1泊2日のプログラム(2019年度まで実施)。 人口減少や高齢化が進み、さらに震災で人口流出が避けて通れない地域における持続可能な集落地域づくりについて、今後どのような対策が必要になるかを実際の漁業体験などを通して考え、自然の中での豊かな暮らしや農村・漁村の持つ日本独自の本来の価値を再考します。

2:南三陸町×上智大学リモートプロジェクト

コロナ禍の状況をふまえ、2020年度から2021年度に実施したプログラム。プロジェクトチームに応募した学生が、一般社団法人南三陸町観光協会ご協力のもと、震災からの復興と過疎化により発生する南三陸の問題を日本が将来抱える課題と捉え、その解決の方策を上智大学生が考えていくためのプログラムを企画・運営します。

3:南三陸町プロジェクト2022

2022年度からは現地でのプログラム実施を再開。2022年度は現地の方と震災学習を行って「過去」を学びつつ、収穫体験・林業体験・BBQなどを通して、南三陸の「未来」の可能性を感じることを目的に現地研修を企画・実施しました。

防災WEEK

課外活動団体Sophia Volunteer Networkの学生たちが、東日本大震災や熊本地震への被災地支援をしてきた教訓として、学生や教職員に防災の意識を広めることと、被災地への関心の風化防止のために企画しました。

過去、メインストリートにて地震体験車やVR車、煙ハウスでの災害擬似体験、被災時に役立つグッズの紹介、非常食試食などを実施。 自然災害を自分事として捉えるとともに、自分のために、そして他者のためにも、自然災害に対する意識を向上させる機会になります。

飯舘村交流事業

2014年度より協定を締結している飯舘村の中学生との交流プログラム。福島県相馬郡飯舘村を訪問し、飯舘村の中学生と夏期休暇中、学習支援・部活動支援などを通して交流してきました。2021年度からはオンラインで中学生との交流を月に1回のペースで行っています。交流を重ねる中で中学生と大学生のお互いの成長を目指していきます。

チャリティーへの取り組み

学内に多数設置している飲料の自動販売機のうち、4台の自動販売機を「チャリティーベンダー」として、誰でもボランティア募金ができる仕組みになっています。学内の自動販売機は、通常価格より安価(主に20円引き)で販売していますが、チャリティーベンダーでは通常価格での販売とし、学内販売価格との差額を災害支援などに向けて寄付しています。

プラスチックごみ削減に向けた取り組み

プラスチックごみの削減に向けて、「使用済ハブラシ」と「使い捨てコンタクトレンズの空ケース」の回収ボックスを設置しています。回収した使用済ハブラシは、テラサイクルとライオン株式会社が協働でおこなっている“LIONハブラシ・リサイクルプログラム”、使い捨てコンタクトレンズの空ケースは“アイシティecoプロジェクト”に送り、それぞれリサイクルされます。

この活動は、地球環境保全のためにできることとして、ボランティア・ビューローに意見を寄せた学生の提案から始まりました。検討を重ねていく中で、課外活動団体“+Re:”(プラリ)が創設されて、この活動の企画・運営を担っていくこととなりました。


ボランティアの活動報告や今後のお知らせはFIND SOPHIA「上智とボランティア」ページを、在学生向けのボランティア募集などの情報についてはWeb Piloti「ボランティア・ビューロー」ページをそれぞれご覧ください。

上智大学 Sophia University