企画展「キリシタンの世紀」を開催-長崎・天草「潜伏キリシタン」世界遺産の原点に触れる貴重資料を展示

2018年10月19日~2019年3月8日@上智大学四谷キャンパス

上智大学では、2018年10月19日(金)~2019年3月8日(金)の期間、四谷キャンパスにおいて、企画展「キリシタンの世紀」を開催します。

「高札(がれうた渡海禁止)」(上智大学キリシタン文庫所蔵)

2018年6月30日、長崎県・熊本県の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録されました。約250年にわたり、密やかに信仰を守り続けた「潜伏キリシタン」がはぐくんだ独特の文化に、大きな注目が集まっています。本企画展では、本学キリシタン文庫(所長:神学部教授 佐久間勤)が所蔵する貴重資料7点のレプリカを展示します。

1639年に幕府がポルトガル船の渡航を禁止した全3条からなる最後の鎖国令として知られ、長崎で発布された「がれうた渡海禁止」の高札も公開します。ほかにも、天正遣欧少年使節団が謁見した教皇グレゴリウス13世の肖像画や、1590年に巡察使ヴァリニャーノ神父がもたらした日本初の金属活字印刷機で刊行された「キリシタン版」と呼ばれる印刷本も展示します。カトリック・イエズス会の教育機関である本学ならではの貴重資料の展示を通じ、長崎・天草地方の潜伏キリシタン世界遺産の原点を感じていただける内容となっています。

上智大学キリシタン文庫

1939年設立。キリスト教関連図書、特に16世紀フランシスコ・ザビエル来日後の約100年間に開花したキリスト教文化を証しする出版物、絵画、工芸品などを収集し、キリシタン史研究の世界的重要拠点となっている。文庫の総蔵書数は15,800件、そのうち貴重書が約2,330件で、高山右近書簡などの古文書も所蔵。本文庫の創設者であるヨハネス・ラウレス教授(ドイツ人、イエズス会司祭、1891年生~1959年没)の英文文献目録(1957年版)をベースに、新発見の資料、貴重書の写真などを加えた最新版の文献目録「ラウレスキリシタン文庫データベース」を、オンラインで一般公開している。

ラウレスキリシタン文庫データベース

企画展について

名称

キリシタンの世紀—キリシタン文庫の貴重資料に見る長崎・天草潜伏キリシタン世界遺産の原点

会期

20181019日(金)~ 201938日(金)

・平日1000から1700 (予約不要・入場無料)

・駐車場のご用意はありません

場所

上智大学四谷キャンパス6号館1階展示コーナー (千代田区紀尾井町7-1

主催

上智大学

一般の方からの

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上智大学キリシタン文庫

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