スターバックスコーヒージャパン株式会社CEOで卒業生の水口貴文氏による講演会を開催しました

スターバックスコーヒージャパンCEOの水口貴文氏

7月6日に、本学卒業生でスターバックスコーヒージャパン株式会社CEOの水口貴文氏をゲストに、経済学部主催講演会が開催され、学生約500人が参加しました。

講演は「スターバックスが大切にしていること」と題し、全世界共通のミッションに基づくマネジメントや世界屈指のブランドを支える人材育成の考え方のほか、日本法人独自の取り組みなどを中心にプレゼンテーションが行わました。水口氏は、創業者の理念である「企業利益と社会的良心の両立」という考え方がスターバックスの原点であり、この理念に共感する人が集まる企業であると述べました。

また、同社の掲げる「人々の心を豊かで活力あるものにするために—ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」というミッションを全世界の従業員が共感し、一丸となって実現しようと努力している点が最大の強みであり、強いブランド力の源となっていると解説しました。

「スターバックスが大切にしていること」と題したプレゼンテーション

定評のある同社のサービスについては、「1日に80万人のお客様がいらっしゃるが、80万通りの接客をしたい。一人一人に喜んでもらいたい」と語り、そのための商品開発や店舗戦略のほか、各店舗による社会貢献活動や高校生を対象としたプログラムなどの取り組みを紹介しました。

最後に学生時代から現在に至る自らのキャリアを、「人と人のつながりに助けられ、自分のやってみたいという気持ちを忘れずに歩んできた」と振り返りました。そして、「好きなことや夢中になれることを見つけて、自分らしさを大切にしてください。自分の人生を楽しんで」と学生たちに熱く語りかけ、講演を締めくくりました。

参加した学生からは、「CEO含め、従業員のことをパートナーと呼び、肩書きに頼らないでチームワークを重視している点が印象的だった」「顧客だけでなく、従業員やコーヒー農家とのつながりを重視する企業姿勢に感銘を受けた」「将来のことが具体的に決まっていないが、自分のやりたいことを優先していいという話に励まされた」といった感想が寄せられました。

上智大学 Sophia University