2018年12月18日、学校法人上智学院は、アラブ・イスラーム学院と連携に関する覚書を締結しました。
アラブ・イスラーム学院はサウジアラビアのイマーム・ムハンマド・イスラーム大学の分校として東京・元麻布に拠点を置き、1982年から無償でアラビア語教育を提供する活動を行っています。これまでに日本の9つの大学と連携し、語学教育やシンポジウムなどを通して、日本とアラブ・イスラーム諸国間の文化交流や相互理解を促進する活動を行っています。
また、同学院で開講しているアラビア語クラスは、ネイティブ・スピーカーの講師が能力別に教授することで高い評価を得ています。今回の覚書締結により、来年度から同学院との連携講座が始まり、同学院で教授経験を積んだアラビア語講師を上智大学に派遣いただくことになりました。
本学ではアラビア語の授業を30年以上前から開講してきた歴史があり、毎年200名を超える履修者がいます。ネイティブ・スピーカーによる授業を取り入れることで、受講生はアラビア語の発音を効果的に習得するとともに、諸表現の運用能力を向上させ、ひいては読解やリスニング能力にも相乗効果をもたらすことが見込まれます。
当日は、同学院長のナーセル・アルオマイム氏、広報室長の鈴木健氏、講師のイハーブ・エベード氏および研究員の佐藤裕一氏の4人が来校し、覚書の調印式を執り行いました。本学からは、佐久間勤上智学院理事長、吉田研作言語教育研究センター長、赤堀雅幸総合グローバル学部長および辻上奈美江総合グローバル学部准教授が出席し、今回の連携講座と今後の両校の連携強化について意見交換しました。