6月26日、LAPで留学する日本人学生と中南米留学生がともに学ぶ特設科目「日本・ラテンアメリカ比較演習」の中で、米州開発銀行(以下、IDB)アジア事務所長の中村圭介氏を招き、IDBの活動についてスペイン語でご講義いただきました。
まず、IDBがどのような組織でどのような活動をしているか、概要説明がありました。48カ国ものメンバー国があり、ワシントンD.C.の本部と中南米・カリブ諸国の事務所以外にもアジアとヨーロッパにも事務所を有して世界規模で活動していることや、IDBが中南米・カリブ諸国26カ国の経済開発・発展、不平等の解消に向けて様々なプロジェクトに融資しており、世界的に見ても金額面で貢献度が高いことを知った学生達にとって、国際機関で働くことについて理解が深まる貴重な機会となりました。
IDBでのキャリアにはどのような能力等が必要かという説明の中には、専門分野の知識の他、複数言語に堪能でありコミュニケーション能力が高いことも挙げられていたことが印象的でした。ワシントンD.C.本部でのインターンシップ制度もあり、学部生であっても応募することができる制度であることが紹介され、興味を持った学生が講義後質問に並ぶ姿も見られました。