理工学部物質生命理工学科の臼杵豊展教授らが共同で発表した学術論文が学術雑誌「Organic & Biomolecular Chemistry(イギリス王立化学会)」のフロントカバーに採用

学術雑誌「Organic & Biomolecular Chemistry(イギリス王立化学会)」表紙

理工学部物質生命理工学科の臼杵豊展教授、鈴木教之教授、鈴木由美子准教授と本学卒業生数人で発表した成果が、学術雑誌「Organic & Biomolecular Chemistry(イギリス王立化学会)」のHOT article collectionに採択され、またフロントカバーに採用されました。


雑誌名:Organic & Biomolecular Chemistry(イギリス王立化学会)

論文タイトル:Total synthesis of cynaropicrin シナロピクリンの全合成

オンライン版URL :https://doi.org/10.1039/D1OB00657F

著者(共著):中村天馬(※1)、Dinda B. Pitna(※2)、木村高岳(※1)、善本由紀子(※1)、内山朋弥(※1)、森尊哉(※1)、近藤良佑(※1)、原しほり(※3)、江越由起(※1)、山口翔也(※3)、鈴木教之教授、鈴木由美子准教授、臼杵豊展教授(※4)

※1:博士前期課程修了生
※2:グリーンサイエンス・エンジニアリングコース修了生
※3:学部卒業生
※4:責任著者

研究概要:
アフリカ睡眠病の治療候補薬であるシナロピクリンは、アーティチョーク(朝鮮薊)が創る苦み成分です。
近年では、抗がん作用や化粧品の添加物としても注目されている天然有機化合物です。
研究の開始から10年間に渡る検討の結果、この度、世界で初めてシナロピクリンの全合成(化学合成)を達成しました。
本成果を通し、アフリカ地域のNTDs(顧みられない熱帯病)の根絶や、新薬開発、化粧品開発を目指します。
なお本研究は、上智大学学術研究特別推進費の援助のもと、遂行されました。

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