文学部新聞学科3年の福田みなみさんのドキュメンタリー作品が「東京ドキュメンタリー映画祭2021」(短編部門)で、正式ノミネート作品として一般劇場公開されます。作品は「オレやりたい!~ダウン症と生きる あっきーの挑戦」(29分)です。
12月15日(水)14時から東京都新宿区のケイズシネマ(K’s cinema)で短編部門「それぞれの居場所」ブロックの中で、上映されます。「東京ドキュメンタリー映画祭」で本学の学生作品が一般劇場公開されるのは今回が初めてになります。
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「オレやりたい!~ダウン症と生きる あっきーの挑戦」について
横浜市で暮らす21歳の小林暁洋くん。周りから「あっきー」と呼ばれ親しまれている彼は、ダウン症を持っている。ダウン症と聞くと浮かぶイメージはいまだに、「できないことが多い」「かわいそう」。でもあっきーは、パン屋さんで仕事をしながら週末にはダンス、さらにはボクシングなど様々なことに挑戦している。障害に対する偏見が絶えない社会の中で、あっきーと彼の家族が選択する力強い生き方を描く。
福田さんによる「監督のことば」
ダウン症の人に対する「かわいそう」というイメージは社会に根強く残り、出生前診断も広く普及しています。でも、周りの少しの理解とサポートがあれば、ダウン症であってもできることはたくさんあります。障害を一つの個性として捉え、誰もが伸び伸びと生きられる社会はどうしたら作れるのか。あっきーと彼を支える人たちの温かい生き方からは、きっとヒントをもらえるはずです。
福田さん略歴:
文学部新聞学科3年。水島宏明教授のゼミでドキュメンタリーを学んでいる。14歳から16歳までの3年間をブルガリアで過ごす。今作のほか、自死遺族をテーマにしたナレーションのないドキュメンタリー『Sister』を制作。