地域交流や社会人教育の拠点となるような運用で活気ある街づくりに貢献
学校法人上智学院は、6号館(ソフィアタワー)東側の敷地に、木造3階建となる「上智大学15号館」の建設工事に着手します。2022年4月の竣工、同年6月の供用開始を目指します。
本学院では、再生可能エネルギー100%の電力導入や国連責任投資原則(PRI)に基づくESG投資、高効率空調機器への更新やLED蛍光灯の採用などの省エネルギー活動など、国連の定める持続可能な開発目標(SDGs)実現のための活動に取り組んでいます。
15号館についても、環境負荷が少なくCO2排出量の削減と森林資源の循環利用推進の観点から、木造建築物として建造することになりました。地域のサステナブルなランドマークとして、社会人教育や地域交流の拠点となるような運用で、活気ある街づくりに貢献していきます。
外装は、建学の理念に連なる「多様性」「他者との交流」「真理」「伝統」を、異なる太さの木材を交差させた格子で覆うデザインが特徴です。内装にも木材を積極的に使用し、温かみのある快適な空間を創出します。
1階には学外者も利用可能なカフェが開設されるほか、2階と3階には約60人収容の教室が1つずつ設置されます。また、15号館は麹町大通りに面したアクセスの良さと、キャンパスから独立した立地を活かし、夜間・休日を含め、さまざまな運用が可能。社会人向け講座「プロフェッショナル・スタディーズ」をはじめ、各種イベントや公開講座などの会場としても活用します。なお、地域貢献活動の一環として、1階には近隣町会が利用可能な防災倉庫を設ける予定です。