子どもの頃から温め続けた途上国開発の夢へ、一歩ずつ。

伊原 希乃花さん
外国語学部 イスパニア語学科 4年
(丸紅株式会社 内定)

留学、課外活動、サークル、ボランティア、インターンシップ。夢をかなえるため、そして自分を成長させるため。大学でさまざまなことに挑戦した学生たちが語る入学から現在までの変化と成長を紐解きます。

テレビ番組をきっかけに生まれた情熱が、様々な挑戦の原動力に。

――上智大学 外国語学部に進学しようと思った理由は何ですか?

途上国開発や国際協力に小学生の頃から興味があり、大学では途上国への留学を考えていたため、交換留学プログラムが充実している上智が第一志望でした。また、国際協力に携わっている外部の方の特別授業が受けられるのも魅力でした。外国語学部イスパニア語学科を選んだ理由は、高校時代に1年間留学したニュージーランドで南米の友人と出会い、言葉だけでなく文化も深く理解したいと思ったことに加えて、他学部の勉強も幅広くできると考えたからです。 

――途上国開発などに興味を持ったきっかけを教えてください。

原点は、子どもの頃に見た海外の情報を伝えるテレビ番組です。当時、私と同年代のアフリカの少年が結婚する妹のために働く姿を見て、子どもが働く? 結婚? と衝撃を受けたことを覚えています。家族旅行で訪れたフィリピンやインドネシア、ベトナムなどでは美しいスポットしか見ていなかったので、この番組を機に途上国への関心が芽生えました。それからは自分で情報を集め、中学3年の夏休みにフィリピンでのスタディーツアーに参加。貧困地域の現状を目の当たりにし、何とかしたいという想いがふくらんでいきました。

――進学理由のひとつだった留学はどこに行きましたか?その理由も教えてください。

留学先はメキシコを選びました。先輩方からお話を聞いて他の候補地も検討しましたが、日本人やアジア人が少ない国で挑戦してみたい気持ちがあったからです。将来は途上国開発に携わる仕事をしたいと考えているからこそ、その覚悟が本当にあるのか自分自身に問いたい、という思いもありました。

途上国に対する想いを再確認し、留学中に就活まで完結。

――留学してみて、いかがでしたか?

約10か月の留学では、生活インフラの不安定さを身をもって体験しました。シャワーが突然冷たくなったり、ガスが止まったり、住んでいた所から中心部に行くまでの交通渋滞も激しかったですね。日常生活の小さなトラブルが積み重なる中で、日本での当たり前が途上国では違うことを強く感じました。同時に、日本の恵まれた環境を再認識し、このギャップを埋める仕事に就きたいという決意が固まりました。

――夢を叶えるため、就活はどのように進めましたか?

留学中に出会った現地の駐在員の方々には、エントリーシートの書き方から面接練習、就活全般のアドバイスまで、親身にサポートしていただき感謝しています。特に丸紅の社員の方には何度もお会いしましたが、皆さん、一学生に対して本気で向き合ってくださり、この人たちと働きたい、ここなら私が一番成長できると感じました。そして、オンラインツールを活用し、メキシコにいながらも就活を進めることができました。留学した大学には私以外に日本人がいなかったので、プレッシャーなく就活できたのも良かったと思います。

――この先の夢について聞かせてください。

メキシコや東南アジアで重要性を体感した、途上国のインフラ整備に携わりたいです。道路の整備やメンテナンス、上下水道の管理など、インフラは人々の生活に直結しますから。将来的には収益性と社会貢献を両立させる形で、途上国支援の新たな可能性を開拓していきたいと思っています。

――後輩の皆さんへメッセージをお願いします。

私の学生生活は、周りの優秀さに圧倒されて落ち込むこともありましたが、時に厳しさもある学科でメキシコ留学までやり遂げたことは大きな自信になり、就活を乗り越える原動力にもなりました。困難に直面しても目の前のことに食らいついていけば、思わぬ形で良い方向に向かうこともあるので皆さんも頑張ってほしいです。

My Best Moment

友人との南米旅行

留学中、コロンビアに留学していたイスパニア語学科の友人とともに、コロンビア、ペルー、ボリビアを旅行しました。これは、最後に訪れたウユニ塩湖で撮影した写真です。その際、英語を話せないツアーガイドと観光客の間に入り、英語−スペイン語の通訳をする機会がありました。自分のスペイン語が上達していることを実感し、とてもうれしかったです。

※この記事の内容は、2024年10月時点のものです。

上智大学 Sophia University