「看護」と「教養」の知を広く、深く獲得。多彩な分野での人間支援を目指す
教育方針
総合大学である上智大学のメリットを活かし、教養教育と看護専門教育を総合したカリキュラムで学びます。看護学科では、キリスト教の精神に根ざした人間理解を深め、目標である「温かでしなやかな感性」を育み、グローバルな視点に立った異文化理解を深め“他者のために、他者とともに”生きるための素養を身につけることを目指します。また、ケアする者とケアされる者の相互関係性に目を向けた良質なケアについて、考え抜く力、自ら問いを立て探究する力を駆使し、「主体的に取り組む学習推進力」を培うことを目指します。さらに、相手にとって最適な看護のあり方を思考する過程を通して、出会う一人ひとりの価値観と経験に敬意を払い、相手のよいものを引き出せる「ヒューマン・ケアリングとしての看護実践力」の修得を目指します。
取得可能な資格
看護師国家試験 受験資格
保健師国家試験 受験資格(選択20人)
養護教諭一種免許(選択)
カリキュラムの特徴
1年次は、四谷キャンパスで総合大学ならではのさまざまな科目、学部共通科目とともに、看護学の基礎を学びます。2年次では「人間の発達と健康」に関連した看護の専門基礎科目を本格的に学びます。3年次は「人間の健康障害と看護」に焦点を当て、実習を中心に学び、看護実践能力を身につけます。2・3年次は目白聖母キャンパスで学びますが、水曜日は四谷キャンパスで科目を履修できるように工夫しています。4年次は、再び四谷キャンパスにおいて総合的に教養教育を学び、目白聖母キャンパスでは保健師・養護教諭・国際看護学など、それぞれが選択した科目やコースについて看護学の知識を深めます。
助産学専攻科を開設しています
本学は、4年制大学における看護学基礎教育を修了した者に対して、1年の課程をもって、充実した助産学教育を行うために助産学専攻科を開設しています。総合大学ならではのカリキュ ラムによって、対象理解を深めつつ、助産師として必要な知識、技術、態度を修得することを目指します。
教員・研究分野
職名
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氏名
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現在の専門分野
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教授
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石川 ふみよ
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高次脳機能障害をもった患者とその家族の支援に関する研究
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教授
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草柳 浩子
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子どもと家族の看護支援、子どもの療養環境に関する研究
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教授
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小長谷 百絵
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高齢者と難病患者の社会的支援に関する研究
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教授
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島田 真理恵
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女性とその家族に対する周産期のケアや子育て支援を研究
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教授
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塚本 尚子
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慢性疾患患者の心理適応に関する研究、看護師のバーンアウト研究
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教授
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両羽 美穂子
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地域で働く看護専門職者への生涯学習支援に関する研究
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准教授
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岡本 菜穂子
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生活困窮者の自立支援に関するピアサポートモデル開発研究
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准教授
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小高 恵実
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精神疾患の早期介入における家族支援に関する研究
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准教授 | 佐山 理絵 | 文化と出産に関する研究、助産・母子保健施策に関する研究 |
准教授
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舩木 由香
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看護学生の技術習得に関する研究
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准教授
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三次 真理
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がんサバイバーシップを支える看護に関する研究、がん緩和ケア・エンドオブライフケアの実践に関する研究
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准教授 | 吉野 八重 | グローバルヘルス教育に関する研究 |
助教 | 石田 徹 | 児童精神看護と家族支援に関する研究 |
助教
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工藤 みき子
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看護師の集団凝集性に関する研究
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助教 | 申 于定 | ALS患者の在宅療養に関する研究 |
助教 | 田村 南海子 | 臓器提供におけるドナー家族支援、終末期がん患者の在宅医療移行に向けた意思決定支援 |
助教
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平塚 克洋
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胆道閉鎖症をもつ小児・思春期患者と家族の看護
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助教 | 光武 智美 | 発達障害児者の性教育に関する研究 |