第6回上智大学留学生日本語スピーチコンテストを開催しました

6月25日、言語教育研究センター主催「第6回上智大学留学生日本語スピーチコンテスト」が開催されました。本学で日本語を受講中の留学生が、学習成果を公の場で発表する機会として、初級・中級部門と中級後半~上級部門の2部門で行われました。また、留学生の日本語スピーチの練習に、留学生と日本人を繋ぎ、言語習得と異文化交流の機会を提供している課外活動団体「Lingwave」の在学生たちが、コンテスト司会には外国語学部英語学科に在籍中の留学生が協力しています。

コンテストは、岡田隆学術研究担当副学長の開会挨拶から始まり、一次審査を通過した各部門5人の学生が登壇しました。審査は、言語教育研究センター・副センター長の小柳かおる教授や、公益財団法人日本英語検定協会会長の吉田研作本学名誉教授ら5人によって、内容・構成・言語の明瞭さ・話し方などを考慮して行われ、優勝、準優勝、審査員特別賞の入賞者が決まりました。

中級後半~上級部門の優勝者 ジョン ユナさん
初級・中級部門の優勝者 チュウ レイボン カリストさん

中級後半~上級部門の優勝者はジョン ユナさん(大韓民国出身・文学部史学科交換留学生)で、スピーチのタイトルは「こだわりからの癒し」。鎌倉旅行から感じた「日本のこだわり」から、「こだわる」ことの大切さに気付き、自身の人生も今後はこれまでのように焦ることなく、自信を持って歩んでいきたいと豊かな表現力でスピーチしました。
初級・中級部門の優勝者は、チュウ レイボン カリストさん(オーストラリア出身・国際教養学部国際教養学科交換留学生)で、スピーチのタイトルは「日本の魅力」。日本人との「一期一会」の出会いの経験を通じて発見した日本の魅力について、身振り手振りを交えた高いパフォーマンス力でスピーチを披露し会場を盛り上げました。

閉会式では審査員を務めた吉田名誉教授から、どのスピーチもよく練られた内容で一貫して話が流れるよいスピーチであったとの講評や、聞き手がイメージしやすいスピーチ作りの工夫や練習方法のヒントをいただくことができました。

準優勝、審査員特別賞の入賞者は次の通りです。

【準優勝】
中級後半~上級部門:リ ワン ティンさん
(台湾出身・文学部新聞学科交換留学生)
初級・中級部門:ハギワラ エンジェルローズ ロホさん
(フィリピン共和国出身・国際教養学部国際教養学科1年)

【審査員特別賞】
中級後半~上級部門:シン テンエイさん
(中華人民共和国出身・理工学部情報理工学科1年)
初級・中級部門:ヘビグ サンディさん
(ドイツ連邦共和国出身・外国語学部ドイツ語学科交換留学生)

コンテスト出場留学生と健闘をたたえる審査員

上智大学 Sophia University