スーパーグローバル大学創成支援事業総括シンポジウムを開催しました

「卒業生とともに考えるSGU事業の成果とグローバルな学びの未来」

1月17日、2号館国際会議場で、本学と関西学院大学との共催によるシンポジウム「卒業生とともに考えるSGU事業の成果とグローバルな学びの未来」を開催しました。

平成26年度に文部科学省スーパーグローバル大学創成支援(SGU)事業のタイプB(グローバル化牽引型)に採択された両校は、10年間にわたり大学改革と教育の国際化の推進に取り組んできました。本シンポジウムは最終年度を迎えたSGU事業の総括として、両校の様々な教育の国際化に関する取組みの中からグッドプラクティスを紹介するとともに、未来へ向けたグローバルな学びの方向性について、実際に本事業における取組みを通じて学んだ卒業生と有識者も交えて活発な議論を行うもので、両大学の関係者を中心に約200人が対面とオンラインで参加しました。

シンポジウムは、曄道佳明学長のビデオ挨拶および、文部科学省高等教育局参事官(国際担当)の小林洋介氏の開会挨拶で始まり、杉村美紀総合人間科学部教授、関西学院大学副学長(国際連携担当)の成田静香氏から、両大学のSGU事業グッドプラクティスの紹介が行われました。

本学卒業生のYussallaさん

続いて、在学中にプログラムを活用した本学卒業生の三原黎香さん、Vanadia I. Yussallaさん、関西学院大学卒業生の入山竜之介さん、Carolin Jonczykさんが登壇し、「学生時代の取り組みを通じて成長したこと」を発表し、それらを受けてパネルディスカッションが行われました。

パネリストは前述の両大学の卒業生、コメンテータはトロント大学オンタリオ教育研究所教授のJane Knight氏、東北大学副学長(改革・企画担当)の佐藤邦明氏、ファシリテータは関西学院大学国際教育・協力センター准教授のMatthias Hennings氏。後輩へのアドバイスや、大学への提言など、さまざまな角度からグローバル教育についての熱意溢れる対話が展開されました。

プログラム終了にあたり、関西学院大学学長の森康俊氏、本学グローバル化推進担当副学長の森下哲朗教授がそれぞれ、両大学が今後目指すものとして、より高いレベルでグローバル教育を推進してゆくこと、世界市民の育成をミッションとしてゆくことなど、互いに共通する学びの方向性について展望を述べました。

最後に森学長が閉会挨拶として、明治から令和の時代を経て高等教育において重要な役割を果たしてきた両大学は、今後も国内外で活躍する同窓生の皆さんをこれからも後押ししてゆきたい、と述べて、シンポジウムを締めくくりました。

シンポジウム登壇者全員
卒業生とともに学びの未来を語り合う

上智大学 Sophia University