第35回丹波篠山映像祭で文学部新聞学科の学生4人の作品がグランプリを受賞しました

アマチュア映像作家の登竜門とされる第35回丹波篠山映像祭で、全国から応募された作品の中から文学部新聞学科の学生たち4人が制作したドキュメンタリーがグランプリに選ばれました。

兵庫県の丹波篠山市で毎年開催され、今年で35回目を迎えた丹波篠山映像祭では、「生きる」をテーマにした映像作品が全国から62の作品が寄せられました。新聞学科の櫻井乃衣さん、白坂日葵さん、中野美子さん、竹下晋平さんの4人が制作したドキュメンタリー「今日もここから」はファイナリストの6作品の中からグランプリに選ばれました。同映像祭で本学学生の作品がグランプリに選ばれたのは初めてのことです。

表彰式では、グループを代表して櫻井乃衣さんが丹波篠山市の酒井隆明市長からトロフィーなどを受け取りました。

(向かって左から)白坂 日葵さん、櫻井 乃衣さん、中野 美子さん、竹下 晋平さん
「今日もここから」より

「今日もここから」は、神奈川県藤沢市で難病や重い知的障害などを抱えた人たちが就労支援施設で歌や楽器の演奏など「音楽」を仕事にして、互いに励まし合いながら生きる姿を記録したドキュメンタリーです。

「今日もここから」より

「重い障害を抱えた人たちが仕事としてプライドをもって音楽という仕事に打ち込む姿が感動的だった」と審査員からも高く評価されました。

櫻井さん、白坂さん、中野さん、竹下さんの4人は新聞学科の水島宏明教授のゼミでドキュメンタリーの取材や制作を学んでいます。

第35回丹波篠山映像大賞のトロフィー

ディレクターとして映像制作の中心になった櫻井さんは、「グランプリという賞をいただけたこと大変嬉しく思います。これからも映像を通して、社会のさまざまな問題に目を向け続けていきたい」と抱負を語っていました。

プロデューサーとして取材対象との交渉に務めて、ナレーションも担当した白坂日葵さんは、「初めてのドキュメンタリー制作でしたが、大賞をいただけたことでこれからの励みになりました」と話しています。

カメラマンとして撮影を担当した中野美子さんは「取材先で出会ったみなさんの温かさに何度も助けられました。一層精進していきたいと思います」とコメント。

映像編集を担当した竹下晋平さんも「4人で賞を勝ち取れたことを非常に嬉しく思います」と素直に喜んでいました。

丹波篠山映像祭では前年と前々年、2年連続で新聞学科の学生が制作したドキュメンタリーが準グランプリを受賞していて、今回のグランプリ受賞で3年連続の快挙となりました。


今回の受賞作品の一覧は こちら

上智大学 Sophia University