5月21日日曜日、長野県軽井沢町所在のソフィアの森で公募に応じた一般市民を対象にした「ソフィアの森市民講座」を開催しました。
毎年5回開催しているこの市民講座は上智大学大学院地球環境学研究科の教員らとボランティアの専門家や地域在住の特別アドバイザーの解説を聞きながら森林の中を散策する内容になっていて、軽井沢の森の四季に触れsense of wonderを感じながら、SDGsについても勉強できる講座です。
今回は「春の森を楽しむ」をテーマに、西澤副学長を含む14名の参加となり、可憐な春の草花、また鳥の鳴き声などを、五感を使って観察する素晴らしい機会となりました。森林インストラクターの指導のもと、バードコールという道具を用いてキビタキのさえずりを聴くことができました。目で見える植生だけではなく、耳に入るあらゆる聴覚の刺激、また新鮮な空気の感触はまさに自然の恵みとしてそこにありましたまた、国有林において50数年前に植栽されたカラマツの大木を真近に眺めるとともに、野生生物の痕跡や風倒木跡地の植生の回復状況などを見ることができ、持続可能な森林管理やSDGsの実現についても考える大変良い機会となりました。
本講座は 上智大学のほか、東信森林管理署および軽井沢町に後援をいただき、参加者からは毎年好評をいただいております。
朴助教はこの市民講座について以下のように話しています。
毎日姿を変える森の中で、今年の残り4回の市民講座を通して新しい発見ができるのを楽しみにしています。
本取り組みが学生や地域の方々の環境やSDGsについての認識を高め、上智大学のイメージ向上に役立つことを目指してまいりたく存じます。