2023年10月6日（金）、17時半から、2号館17階国際会議場にてジョイント・キャリアセミナーを開催しました。

本セミナーは、東京に事務所を構えるアジア開発銀行（ADB）、アフリカ開発銀行（AfDB）、欧州復興開発銀行（EBRD）、米州開発銀行（IDB）の４つの国際開発金融機関と上智大学が合同で開催し、冒頭に本学の曄道佳明学長より開会挨拶の後、今回後援いただいた財務省より、国際局開発機関課長・津田尊弘氏から挨拶がありました。

続いて、内閣官房政策参与・大矢俊雄氏の基調講演では、国際開発金融機関との協力関係や、これら機関の国際社会における役割について、自身の勤務経験を踏まえた具体的な解説がありました。また、国際開発金融機関で働くことを目指す参加者に対し、「Nothing is too late to learn、自分にしかできないことを見つけて」と激励のメッセージがありました。

基調講演に続いて、アジア開発銀行（ADB）駐日代表・田村由美子氏、アフリカ開発銀行（AfDB）アジア事務所次席・木下直茂氏、欧州復興開発銀行（EBRD）東京事務所長・大矢伸氏、米州開発銀行（IDB）アジア事務所長・田中秀治氏の4名より、各機関の特徴やキャリアパスについての発表がありました。4名の説明に先立ち、モデレーターの本学の森下哲朗グローバル化推進担当副学長が、国際開発金融機関の概要と4機関と本学との連携関係について説明を行い、各機関の発表後のパネルディスカッションでは、各登壇者がそれぞれの経験を踏まえて参加者に伝えたいことを中心に話がありました。その後の質疑応答のセッションも活発な対話の時間となり、参加者からは今後のキャリアの積み方やファーストキャリアの選択について、あるいは自身が学ぶべき学問やスキル等について質問が絶えず、登壇者から多様な経験に基づく回答や、身につけておくべき素養の示唆等、多くの学びを得ることができました。

上智大学では、ADB、AfDB、EBRD、IDB各機関より、セミナーやシンポジウム等イベントの協働開催や授業、インターンシップ科目での講義や実習受入等、様々な分野で協力いただいており、今後も更なる教育連携深化を目指してまいります。